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米国株見通し:上げ渋りか、FRB当局者のタカ派姿勢で

発行済 2022-10-04 11:46
更新済 2022-10-04 12:00
© Reuters.
(11時45分現在)

S&P500先物      3,694.20(+15.8)
ナスダック100先物  11,292.70(+63.0)


米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物100ドル高。
米長期金利の戻りは鈍く、本日の米株式市場は買い先行となりそうだ。



3日の主要3指数は急反発。
上げ幅を拡大する展開となり、3日ぶりにプラスへ転じたダウは765ドル高の29490ドルで取引を終えた。
この日発表されたISM製造業景況指数は景気の好不況の節目である50を上回ったものの、予想外に低調な内容となった。
それを受け、連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速への思惑は後退し、金利安を手がかりに買戻しが優勢に。
特に一部を除きハイテク買いが強まり、相場を主導した。



本日は上げ渋りか。
今週末の雇用統計に向け、関連指標が材料視されやすい。
3日のISM製造業景況指数のうち雇用は悪化を示したほか、今晩のJOLT求人件数は前回を下回ると予想され、売り材料となる可能性があろう。
また、連邦公開市場委員会(FOMC)の複数のメンバーによる講演が予定され、タカ派的な見解を示す見通し。
それを受け長期金利は持ち直し、引き締め長期化や景気への影響を懸念した売りが指数を押し下げるとみる。




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