17日午前の東京外為市場では、ドル・円は114円05銭付近。
今晩のメイ英首相による演説を控え「ハード・ブレグジット」に思惑が広がった。
メイ首相の演説で欧州連合(EU)単一市場からの撤退を表明するとの見方から、日経平均株価の下落を手がかりにリスク回避的な円買いが強まり、ドル・円は一時113円83銭まで値を下げた。
日経平均がやや下げ幅を拡大して前引けたほか、ランチタイムの日経平均株価が軟調地合いとなり、目先の株安をにらんだドル売り・円買いに振れやすい。
一方で、113円台では押し目買いが観測されており、目先も114円付近でもみあいそうだ。
ここまでのドル・円の取引レンジは113円83銭から114円27銭、ユーロ・円は円120円81銭から121円17銭、ユーロ・ドルは1.0598ドルから1.0619ドルで推移した。
【要人発言】
・麻生財務相
「トランプ氏の大統領就任、日本は右往左往せず対応」
・石原経済再生相
「ポンド安、世界経済の不確実性をマーケットが注視」