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米J&J、発がん訴訟のベビーパウダー販売を世界で来年終了へ

発行済 2022-08-12 16:28
更新済 2022-08-12 16:36
© Reuters.  8月11日、米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、タルク(滑石)を原料に含むベビーパウダーの販売を全世界で来年に終了すると発表した。写真はニューヨーク

[11日 ロイター] - 米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は11日、タルク(滑石)を原料に含むベビーパウダーの販売を全世界で来年に終了すると発表した。世界的な商品群見直しの一環とした。

© Reuters.  8月11日、米医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、タルク(滑石)を原料に含むベビーパウダーの販売を全世界で来年に終了すると発表した。写真はニューヨークのドラッグストアで2015年10月撮影(2022年 ロイター/Lucas Jackson )

J&Jは、同製品が長年の科学的な試験や規制当局の承認を経ており、安全で発がん性物質アスベストは含んでいないとのこれまでの主張を改めて繰り返した。

同製品を巡っては発がん性を巡る訴訟が相次ぎ、米国とカナダでは既に2年前に需要の落ち込みを理由に販売を終了。J&Jは昨年10月、子会社を分離して同製品の発がん性訴訟を引き継がせた上で、ただちにこの会社を破産させ、各種の訴訟手続きは中断した状態になっている。

J&Jは、来年からはベビーパウダー製品を、コーンスターチを原料とする製品に一本化するとした。

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