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2015年1月16日のFX為替相場予想

発行済 2015-01-16 07:32

【今日の予想通貨ペア】(欧州時間まで)

ドル円 116.20 下落 (4時間足)↓
予想レンジ 115.80~116.60



【THV V4による分析】

トリックスが、同色の赤色でクロスする直前となっています。
下値模索が続くと予想します。




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【昨日の概要】
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ドル円が117円台へ戻したことを受け、日経平均株価は+312円高の17108円と大幅に反発して引けました。

株高を受け、ドル円は117.95円まで上昇したものの、NYダウが続落したこと等を受けて再び116円台前半へ下落しています。


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【昨日の結果】
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・ダウ平均・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17320.71(-106.38 -0.61%)
・CME日経平均先物・・・・・・・・・・・・・16810(+35 +0.21%)
・NY金先物12月限(COMEX)・・・1264.80(+30.30 +2.45%
・NY原油先物11月限(WTI)・・・・46.25(-2.23 -4.60%


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【経済指標】
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★★
08:50 (日)11月機械受注(前月比)
前回:-6.4% 予想:+4.4% 結果:+1.3%
★★
08:50 (日)11月機械受注(前年比)
前回:-4.9% 予想:-6.3% 結果:-14.6%
★★★★
09:30 (豪)12月新規雇用者数(前月比)
前回:+4.27万人 予想:+0.5万人 結果:+3.74万人
★★★★
09:30 (豪)12月失業率 前回:6.3% 予想:6.3% 結果:6.1%
★★★
18:00 (独)2014年GDP(前年比)
前回:+0.1% 予想:+1.5% 結果:+1.5%
★★★
18:00 (独)2014年財政(マーストリヒト/対GDP比)
前回:+0.1% 予想:+0.1% 結果:+0.4%
★★★★
22:30 (米)1月NY連銀製造業景気指数
前回:-3.58 予想:+5.0 結果:
★★★
22:30 (米)12月PPIコア(除食品・エネ)(前月比)
前回:±0.0% 予想:+0.1% 結果:+0.3%
★★★
22:30 (米)12月PPIコア(除食品・エネ)(前年比)
前回:+1.8% 予想:+1.9% 結果:+2.1%
★★★
22:30 (米)12月PPI(前月比)
前回:+0.2% 予想:-0.4% 結果:-0.3%
★★★
22:30 (米)12月PPI(前年比)
前回:+1.4% 予想:+1.0% 結果:+1.1%
★★★
22:30 (米)新規失業保険申請件数
前回:29.4万件 予想:29.0万件 結果:31.6万件
★★★
24:00 (米)1月フィラデルフィア連銀製造業景況指数
前回:24.3↓ 予想:18.7 結果:6.3


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【今日の戦略】
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★━ ポイント ━━━━━━━━━━━━
▽弱気材料:スイスフラン高、金価格の上昇
△強気材料:なし
◆スイスフラン上限作中止でリスクオフに
◆ECBの追加緩和実施確実か
◆ドル円は一時116.25円まで下落
◆米10年債利回りも1.743%へ下落
◆ユーロが大幅下落、ポンドも連れ安
◆クロス円もNZドル円以外は下落
◆19時に欧12月CPI(確報値)が発表
◆21時30分にゴールドマンサックスの決算が発表
◆22時30分に米12月CPIが発表
◆24時に米1月ミシガン大学消費者信頼感指数が発表
◆日経平均先物は-290円安の-16820円
☆リスク回避の円買いが継続と予想
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<スイスフラン上限作中止でリスクオフに>
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日経平均株価が+312円高となったことを受け、株高円安が進んで上昇ムードだったのですが、ロンドン時間にスイス中銀が政策金利を-0.75%に引き下げてスイスフランの上限策を中止したことを受け、一気にリスクオフとなりました。


時間外でプラスになっていたNYダウ先物はマイナスに転じ、ユーロが大きく売られたため、リスク回避的な円買いが進んでドル円も117円台から116円台へ下落してしまいました。

ドル円は116.25円、ユーロドルは1.1568、ポンドドルも1.5150まで下落しています。

クロス円はより大きく売られ、ユーロ円は135.06、ポンド円も176.42まで下落しました。

スイス株は-10%超の下落、米10年債利回りも1.743%へ下がりました

▼米10年債利回り



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<スイス中銀の発言は、ECBの追加緩和実施への確信か>
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これまで、スイス中銀はフラン高を敵視していて、ユーロスイスフラン(EUR/CHF)が1.2000を割れた場合、必ず為替介入を行うと宣言、実際に何度も為替介入を行ってきたため、ユーロフランは常に1.2000以上で推移していました。


今週前半も、スイス中銀は1.2000を守ると同じ意思を示していたため、ユーロフランが下がったところで買いを入れ、為替介入懸念で上昇したところで利食う、あるいは中長期保有するというトレーダーも多くいました。

スイス中銀が為替介入をする限り、1.2000が防衛ラインとなっているため、無限にユーロ買いを入れるだけで儲かるような状態になっていたのです。

私も興味はあったのですが、日本ではユーロフランがトレードできる業者が限られているうえ、スプレッドが広いため実際にはたまにレートを見るだけでした。


ところが、そのスイス中銀が突然1.2000を防衛しないと宣言したため市場が大混乱に陥ったというのが今回の騒動です。


ユーロフランは1.2020付近から一時0.8300まで下落、これはドル円に例えるとほんの数十分で37円下落したのと同じです。120円→83円

▼ユーロスイスフラン(週足)




今回、なぜスイスフランの上限を撤廃することになったかということなのですが、ユーロ安が続きこれ以上スイスフランの上昇を抑えられなくなったためと思われます。


今後行われるECBによる追加緩和でユーロは弱くなりますし、今月25日に行われるギリシャ選挙を受けてさらに弱くなる可能性もあります。

それでいて、リスク回避時には円と同じくスイスフランも買われるため、スイス中銀も限界だったのかもしれません。


しかし、今回のスイス中銀の判断は逆に言えばECBの追加緩和がほぼ確実に行われることを意味しています。

もともと、来週22日(木)に行われるECB理事会で追加緩和が行われるのではないかとの見方があったのですが、その可能性が高まったということ、ギリシャ総選挙が25日(日)に実施されることから、22日の理事会では見送るのではないかとの可能性が弱まったとも言えます

いずれにせよ、今回の混乱を引きずったまま来週22日と25日を過ぎるの待つしかないようです。


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<混乱や暴落好きのスイス銀行>(私もですが)
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なお、今回のスイス中銀の決定は市場を欺くような形となりましたが、リーマンショックやギリシャショックなどの大暴落の裏ではスイスが動いている可能性も指摘されており、特に驚くことではありません

スイス銀行と聞くと、預かったお金を地下深くにしまって大切に保管しているような気がしますが、実は全くの逆でかなりリスクにさらすことを好んでいます。

リーマンショック前、日経平均株価が18000円台になっていた時、スイスの銀行だけが日本株を空売り推奨しています。


スイスは、資源が取れず農業もあまり出来ないため、観光以外にこれといった強みを持っていません。

そのため、かなり金融に特化している国となっており、傾向としてスイスの銀行は空売りを仕掛けてくることも多いので甘く見ない方が良いでしょう。


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<ドル円 オーダー状況>
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119.50-60円 断続的に売り
119.00円 売り
118.50円 売り
118.00-10円 断続的に売り輸出ほか・超えるとストップロス買い
117.50円 売り
117.00円 売り

116.40円 1/16 5:22現在(高値117.94 - 安値116.24円)

116.00円 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測
115.80円 買い・割り込むとストップロス売り大きめ
115.50円 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測


昨晩発表されたシティグループやブラックロックの決算が市場予想を下回ってしまったこともあり、NYダウは続落しました。

日経平均先物も時間外で-290円安の-16820円となっているため、ドル円は下値模索の展開が続くと予想します。


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【経済指標】
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★★★
16:00 (独)12月CPI<確報値>(前月比)
前回:±0.0% 予想:±0.0%
★★★
16:00 (独)12月CPI<確報値>(前年比)
前回:+0.2% 予想:+0.2%
★★★
19:00 (欧)12月CPI<確報値>(前年比)
前回:+0.3%↑ 予想:-0.2%
★★★
19:00 (欧)12月CPIコア<確報値>(前年比)
前回:+0.8% 予想:+0.8%
★★★
22:30 (米)12月CPI(前月比)
前回:-0.3% 予想:-0.4%
★★★
22:30 (米)12月CPI(前年比)
前回:+1.3% 予想:+0.7%
★★★
22:30 (米)11月CPIコア(除食品・エネ)(前月比) 
前回:+0.1% 予想:+0.1%
★★★
22:30 (米)11月CPIコア(除食品・エネ)(前年比)
前回:+1.7% 予想:+1.7%
★★★★
24:00 (米)1月ミシガン大学消費者信頼感指数<速報値>
前回:93.6 予想:94.1

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