
中国とロシアの金の保有量が増加しているのはなぜだろうか?
現在の中国の金の保有量は1950トン、ロシアは2200トンを超えた。
中国の保有量は現在世界第6位であり、ロシアは第5位である。ロシアは、保有量増加に伴い、4位のフランスを抜く勢いである。
両国は米国と長らく争っている関係である。現在では中国は米中貿易戦争、ロシアは米国から経済制裁を課されている。今後の対立が激化した際に制裁から逃れられるために、米ドルや米国債から金へのシフトが進んでいることが窺える。
中国では米国債の保有を過去2年間の最低水準、ロシアでは過去12年間の最低水準までに減少している。
また、国際通貨基金(IMF)が昨年末に発表した外貨準備に占める米ドルの比率は61.9%と縮小し、5年ぶりの低水準となっていた。世界の中央銀行は貿易戦争が始まって以来、米国に起因するリスク回避のため、ドルの保有を減らしている。
米中貿易戦争で中国は、米国債売却のカードを切ることはないとする向きが多いが、このシナリオが現実となる可能性は着実に高まってきている。
金は4日連続で下落している。しかし、テクニカル的な観点では、上昇トレンドの調整であると見ることができる。
金価格は6月以来の上昇チャネルラインの下限付近で反発している(上図:実線)。さらに前回の6月25日から8月2日までの上昇チャネル(上図:点線)の上限とも重なり、サポートラインとして機能している。
加えて、50日移動平均線も上昇チャネルラインの下限と重なっている。さらに8月13日の1486ドル付近の水平線も支えになるだろう。
一方で、MACDとRSIはどちらも売りシグナルを発してる。MACDの短期MAは長期MAを抜けることなく推移している。また、価格は上昇する一方で、MACDはネガティブダイバージェンスとなっている。RSIは5月ぶりの最低水準まで下落しており、RSIもネガティブダイバージェンスとなっている。もし、インジケーターが示す通り価格が弱含むこととなれば、ヘッド&ショルダーを形成する可能性がある(上図:H=ヘッド、S=ショルダー)。
もし上昇勢いが失われることとなれば、上昇しても1534.94ドルが限度となり、8月13日の1486ドルを割ることとなれば下落が加速するだろう。
慎重なトレーダーは、日足でハンマーを形成し、その後、大陽線で上昇するまで待とう。
一般トレーダーは、日足でハンマーを形成後、もう一度上昇チャネルラインの下限付近まで引き付けてエントリーを検討。
積極的なトレーダーは、タイミングを見て現在エントリー。
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