守りの投資から攻めの投資へリスクオンしても良いかも知れません。
モデレナ社が開発した新型コロナウイルス向けワクチン(mRNA-1273)が良好な結果を発表しました。初期の臨床試験でワクチンを投与した小規模ながら治験者全員がウイルスの抗体を獲得できたようです。
このワクチンで新型コロナウイルスの感染を予防できるならば、経済の本格再開に向けて大きな推進力になります。
しかし、今までこのブログでは有効なワクチンができるまでは、景気は回復しないので積極的な株の投資を控えていましたが、ようやく待ち望んだニュースが出てきました。
この記事のポイント
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モデレナ社のワクチンが第一相臨床試験で、良好な結果を発表した。
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3月末からは株の購入を再開しながらも、株のさらなる下落を想定した守りの投資をしてきたが、これからは米国株で積極的にリターンを狙いに行く投資にシフトさせようかと検討中。
もちろん、臨床試験はまだ初期段階でワクチンの承認にはまだ時間がかかる上に、途中で失敗に終わる恐れもあります。ワクチンが人々に摂取されるまでに、新型コロナウイルスが何度も流行する恐れもあります。
それでも、ワクチンのニュースは明るい材料です。今後はワクチンの続報を追いかけ、少しずつ米国株に前向きに投資をし始めても良いと思い始めました。
モデレナ社の新型コロナウイルスワクチン
5月18日時点で明らかになっているモデレナのワクチンに関する情報をまとめておきます。
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モデレナ社が開発しているワクチン(mRNA-1273)の第一相臨床試験の結果が公表された。
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第一相試験ではワクチンを投与した全員45人が15日以内に血清転換を起こして、抗体ができことを確認できた。安全性・副作用ともに良好。
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8人の抗体(中和抗体)のレベルを調べたところ、新型コロナウイルスの回復者かそれ以上だった。
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600人規模の第2相試験をまもなく始め、7月には数千人規模の最終段階の試験を予定している。
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米国政府はmRNA-1273を優先的に薬の承認審査を行うことを決めている。
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試験や承認と並行してワクチンの製造もすすめる。20年7月から最初のワクチンの生産・出荷を目指す。
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ワクチンの製造はLonza社と提携を発表し、2021年以降に年間10億本の出荷能力を目指す。
投資は米国株中心のリスクオンへ
ワクチンで新型コロナウイルスの感染を予防できる見込みが出てくるなら、経済の本格再開に大きく前進します。
このブログでは新型コロナウイルスが米国で流行する前から「新規感染者数の増加がピークをつけ」、「バブルの兆候も見られた社債が売られるペースが落ち着いたら」、株を再開すると言って、この条件が整った3月後半から4月前半にかけて既に株を購入し始めていまいた。
それに加えてワクチンの開発でも良い兆候がみられるなら、新型コロナウイルスに影響を受けにくい企業だけではなく、今まで新型コロナウイルスで業績が低迷してきた企業も買い始めても良いかと考えています。
また、長引くと予想される景気の低迷を理由にゴールドETFを購入しようと考えているという記事を昨日書きましたが、ワクチンがあれば景気の回復も早まるため、ゴールド購入の必要もなくなったかもしれません。
売却と追加購入を検討している銘柄
今まで新型コロナウイルスの都市封鎖を見越して購入していた以下の銘柄の保有比率を下げても良さそうです。
新型コロナウイルスで好影響を受けた銘柄
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ネットフリックス
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ウォルマート
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ダラーゼネラル
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コストコ
反対に、今まで購入候補と考えていながら、新型コロナウイルスの業績の低迷を心配していた以下の銘柄は、購入を開始しても良いかも知れないと感じています。
新型コロナウイルスで悪影響を受けた銘柄
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ウォルト・ディズニー
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ビザ
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マスターカード
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グーグル
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フェイスブック
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スターバックス
また航空業界の株やホテル業界の株は、かなり割安になっていますが購入は避けようと思います。
インフルエンザのように新型コロナウイルスウイルスも型が毎年変化する場合には、ワクチンを投与しても新型コロナウイルスの流行を防げない可能性があるため、一度流行すると業績が急降下する業種は今後も安心して保有できないためです。
ワクチンの臨床試験はまだ初期の段階なのでまだ時間がかかる上に、今後「大規模な臨床試験をしたら、やっぱりダメでした」となる可能性も十分あります。
ワクチン関連のニュースを追いかけながら、今後は少しずつリスクオンの投資にシフトさせたいと思います。