昨日はトランプ・バイデンのテレビ討論会が悪口の言い合いで終始したことに嫌気をさしたか日本株は久しぶりに大きく売られました。日経が1.5%マイナス、Topixは2.0%のマイナスでした。ただ、中国は9月のPMIが良かったことで、上海/深セン株は0.1%のマイナスでとどまり、香港は0.8%のプラスで引けています。オーストラリアは大きく下げて2.3%の下げ、変わらず、ニュージーランドは変わらずでした。月単位では世界で最も強かった日経、TOPIXともそれぞれ+0.2%、+0.45%とかろうじてプラスで引けました。
ヨーロッパの株価は終日弱く、売られて引けました。ドイツDAXは0.5%、フランスCACは0.6%、英国FTSEは0.5%、スペインIBEXは変わらず、スイスは0.4%下げて終了しています。米国株は、トランプ・バイデンの最初のテレビ討論が終わり、ADP雇用統計やシカゴ購買部協会景気指数などが良好だったことや追加経済対策の合意が近いことの期待を受けて米国ダウは1.2%プラス、S&Pも0.8%プラス、ナスダックは0.8%プラスで引けています。カナダは0.6%マイナスで引けています。欧米では結局9月はFTSEのみわずかプラスでした。
株価が先週後半から上昇を示しているにもかかわらずVIX指数(恐怖指数)は20台代後半で高止まりしています。昨日は株価が上昇したにもかかわらず一昨日の26.3から0.1ポイント上昇して26.4で引けました。8月~9月にナスダックで起こったソフトバンクG、ヘッジファンドや米国個人投資家によるコールオプション買い戦略と同様のことが再び行われているのでしょうか?ただ、今回はコール(買う権利ではなく)プット(売る権利)の購買意欲が高くなっているとも伝えられています。
米ドル(インデックス)は3日連続で下げました。ドルストレートは上昇、ドル円はドルインデックスだけではなく株価の動きとも連動しながらアップダウン繰り返しています。月末ゴトー日の影響もあったかもしれません。ユーロポンドは反落しています。今日のポイントはドル安が続くかどうかです。テクニカルには今日にも底打ちしてブルトレンド再開になりそうです。
ドルが一時上昇していたことを受け金、銀は反落、金は1900ドル以下で引けています。金は中長期の下げが確定的となっていますが2,000ドルを超えるような動きが万が一ある場合はその限りではありません。
原油価格はAPI、EIAの原油在庫が+予想値に反して在庫減になっていることで反発しています。テクニカルには50日移動平均がレジスタンス、100日移動平均がサポートとなってその板挟みにあった状態です。中長期的には原油価格はすでに下落トレンドに入っていると思われます。
10年長期金利は一時0.7%を越え、0.687%と急騰して引けています。テクニカルには100日移動平均がサポートになっておりトレンドに変更ありません。10年金利は中長期的には上昇トレンドに入っていると考えられます。