40%引きでご購読
新規!💥 ProPicksを手に入れ、S&P 500を1,183%を超える投資成績を実現した、戦略をご覧ください40%割引で開始

米大統領決定で「4年前」を期待する向きも多いのだろうが・・・ 株式ウィークリーレポート 先週の相場と今週の相場見通し

発行済 2020-11-08 07:10
更新済 2023-07-09 19:32


☆ 株式相場展望 -週報- ☆  2020/11/8(日)
                           
YouTubeチャンネル登録お願いします!!
→ https://www.youtube.com/channel/UC36XCg3KKob0GaT7krqdOnw/
 
☆ 来週の相場見通し
 
☆ 米国市場
 
 先週の米国市場は米大統領選挙の混乱も特に影響はなく、FOMC(公開市場委員会)も全く反応は見られず、好調な雇用統計も、予想を下回った景況感指数も、何も問題視することはなく、大幅高が続いた。さすがに週末には手仕舞い売りも嵩んで冴えない展開となったが、大きく下がるということでもなく、大幅高となった。大統領選挙の混乱などは嫌気されるかと思ったが、特に反応はなく、金余り相場ということで値動きのいい銘柄に飛びつくような買いが入ったものと思われ、割高銘柄などには買戻しを急ぐ動きもあったものと思われる。
 
 今週の米国市場はさすがに目先的な過熱感からの調整は見られそうだ。大統領選挙の混乱も続いており、さらに新型コロナウイルスの影響が懸念されるなかで、ここからさらに高値を更新して買い上がるということでもないと思う。いったん手仕舞い売りに押されるということになると、今度は一気に売られるということもありそうだ。いずれにしても波乱は見られそうで落ち着きのない相場となるだろう。

と書いたのだが、本日(8日)朝起きてみるとバイデン大統領が決定したとの報道があった。混乱が収拾すればとりあえず買い先行となるのだろうが、先述したように、目先的な過熱感からの手仕舞い売りは見られるだろう。
 
 今週は火曜日に求人労働異動調査が発表され、木曜日は消費者物価指数(CPI)や新規失業保険申請件数が発表される。金曜日は未明に財政収支の発表があり、夜には生産者物価指数(PPI)が発表される。
 
☆ 日本市場
 
 先週の日本市場は先々週末の大幅下落の反動から連休の谷間となった月曜日は大幅高となり、その後は米国株高に引きずられるように連日の大幅高となった。前週に比べると日経平均は1300円以上、率にして6%弱の大幅上昇となった。特に米国でも買われる理由があったということでもなく、好調な決算発表が多かったということでもなく、目先の需給だけの動きだろうが買い急ぐ動きも見られ、買われすぎ銘柄を中心に大幅高となるものがみられた。

指数に影響の大きな銘柄の個別の材料で構造的に指数が押しあげられた面もあり、一気に「29年ぶり!?」の水準まで買われた。
 
 今週は先週の大幅高の反動から冴えない展開となると思う。買われすぎ銘柄に空売りも積み上がっており、値持ちはいいのかもしれないが、中身を伴っていない上昇であり、決算発表がピークを越えたことで手仕舞い売りや見切り売りも増えると思われる。為替も円高となっており、目先的な買戻し一巡となったものから売られそうだ。

 さらに買われすぎということで空売りが増えるようであれば、逆に高値をとってくるような動きになるのだろうが、これまで超えなかった水準を新型コロナウイルスの影響が懸念されるなかで超えるということは「異常事態」と考えられる。買われすぎ銘柄がいったん下落に転じると大きな下げとなることもありそうだ。
 
 バイデン大統領が決定したとの報道で主要な株式市場では日本市場が一番先に反応しなければならず、24時間取引の米国の株価指数先物の動向などに反応することになりそうだ。とりあえずは買い先行となるのだろうが、目先的な過熱感もあって買戻し一巡後は上値も重くなりそうだ。円高に振れるようなことになれば、材料出尽くしで売られるということもあるだろう。
 
 先々週の週末からは先週の動きが全く想定できない感じだ。米国でもそうだが、特に上値を買い上がる材料もないというのが正直なところではないかと思う。好調な決算を発表するものも多いが、すでに大きく買われており、業績面からは割高となっているものが多い。決算発表もそろそろ出揃ってきたので、買戻し一巡から売られることになりそうだ。新型コロナウイルスの感染拡大や米国金利の上昇、そして円高などが売りのきっかけになるのではないかと思う。
 
 今週は月曜日は外貨準備高や景気動向指数が発表され、火曜日は経常収支や企業倒産件数、景気ウォッチャー調査が発表される。水曜日はマネーストックやESPフォーキャスト調査、工作機器受注が発表になり、木曜日は機械受注と機械受注四半期見通し、企業物価指数、第3次産業活動指数、オフィスビル市況が発表される。金曜日は商業動態統計の発表がある。
 
☆ 一目均衡表 テクニカル分析
 
・NYダウ
 「たくり足」から一気に移動平均線や雲、基準線といった節目を抜けて「三役好転」となった。雲のねじれが続いているところであり、ここから再度調整となると思う。いったん雲の水準で止まるかどうかということになるだろう。
 予想レンジ  27,500ドル~28,500ドル
 → http://s-pyxis.com/weekly/ny.png
 
・ナスダック指数
 雲を割り込んだところから一気に高値を試す動きとなった。高値での「並び赤」となっており、週初から調整となると思う。25日移動平均線や基準線までの調整は見られそうだ。
 予想レンジ  11,400pt~12,000pt
 → http://s-pyxis.com/weekly/nas.png
 
・日経平均
 一気に25日移動平均線や基準線を抜けてきた。RSIやストキャスティックスはまだ上値余地もあるが、高値圏にあり、いったんは25日移動平均線や基準線までの調整も見られると思う。
 予想レンジ  23,000円~24,400円
 → http://s-pyxis.com/weekly/nk.png
 
・日経ジャスダック平均
戻りを試す展開だが、25日移動平均線や基準線に上値を押さえられている。ここを抜けてくれば10月高値を目指すことになるのだろうが、いったん雲や75日移動平均線まで調整となりそうだ。
 予想レンジ  3,550円~3,630円
 → http://s-pyxis.com/weekly/jas.png
 
・ドル円
 25日移動平均線や基準線に上値を押さえられながら一気に安値(円高)更新となった。移動平均線や基準線からの乖離も大きいが、RSIやストキャスティックスはまだ下値余地もあり、下値模索が続くと思う。
 予想レンジ  102.8円~104.0円
 → http://s-pyxis.com/weekly/dy.png日経平均(週足)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます