日々是相場 -夕刊- 2020年11月27日(金)
日経平均 26,644.71 円 △ 107.40 円
≪東証一部≫
売買高 15億2,950万株
売買代金 3兆4069億6600万円
値上り銘柄数 1,500 銘柄
値下り銘柄数 608 銘柄
騰落レシオ(25日) 106.05 % ▼ 0.44 %
為替 1ドル=103.96 円
☆ 市況概況 ☆
高値更新とはいかなかったが堅調
米国市場が休場となり、目先的な過熱感が強いことから売り先行となった。ただ、昨日同様に売り一巡となると買われすぎ銘柄がさらに買われるという展開で指数は堅調となった。特に材料があったということでもなく、上値の重さが確認されると手仕舞い売りに押されて軟調だった。日経平均に採用されていない電子部品株などが買われ、TOPIXは堅調だった。
昼の時間帯もいったん売られる場面もあったが、買戻しも見られて切り返し、後場も堅調な展開となった。買われすぎ銘柄の中にはさらに大きく買われるものも見られ、新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中で上値を試す動きとなった。ただ、水曜日の高値を抜けることもなく、上値の重さが意識されて手仕舞い売りに押される場面もあったものの最後まで堅調となった。
小型銘柄も手掛かり難のなかで総じて堅調だった。東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均は堅調、二部株指数は大幅高となった。先物はまとまった散発的にまとまった買いがみられたが、特に目立ったような売り買いもなく、指数を大きく動かす場面もあまりなかった。
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中で依然として強い相場が続いている。ただ、目先的には堅調だとしても新型コロナウイルスの影響は否めないと思うので、買われすぎ銘柄の中には大きく崩れるものも出てくるのだろう。世界的な金余りの中でのバブル相場であり、業績面からの見直しもあると思う。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
水曜日の高値を抜けずに先詰まりの形となっている。移動平均線との乖離も大きくなっており、いったんは調整となるのだろう。
☆ あれやこれやと一言 ☆
相変わらず堅調な展開が続いているが、買われすぎ銘柄がさらに買われるような状況を見るとまさに、1980年代バブルやITバブル時を思いださせる。いずれもつまるところが、金余り相場ということであり、今回もまさに、同じものだと思う。
いつまでも上昇すると思う向きが多くなってきて、外国人が買っているなどという理由を付けてマイナス効果をプラス効果と確信して買い上がるという雰囲気もまさにバブルを彷彿とさせるものだ。
ただ、結局最終的には業績に見合った水準に落ち着くもので、いずれバブルは弾けるということになるのだろう。いったん高値水準での保ち合いが続いたあとに、一気に崩れるということになるのだろう。
いつ崩れるのかというのも水曜日の午後の相場のようにちょっとしたことで一気に崩れるということもあるわけで、上値の重さが気になりだすと一気に崩れるということもあるのだろう。