今週は、3つの金融当局が注目を集めるだろう。7月30日・31日にはFRB会議が、また8月1日には欧州中央銀行(ECB)とイングランド銀行(BOE)による政策決定の発表が控えている。FRBは、米国の金利をゼロに近い水準で維持する計画を強調すると予想される。BOEとECBは、将来的な政策指針の改定版を発表するとみられ、金融緩和期間は延長されるだろう。
中国の中央銀行は、2月末以来初めて金融市場に資金を投入し、中国の金融界では短期的な上昇と見られているものの、アジア株をじりじりと押し上げた。円安も手伝ってアジア市場は上昇した。アジアから発表される唯一の経済指標は、中国の製造業指数で、木曜日に発表される予定である。コモディティー市場は依然として、中国の景気の停滞によって圧力に晒されている。
火曜日、USDは、主な通貨バスケットに対してじりじりと上昇した。USDは、今週、まさに多くの重要なリスクにさらされており、第2四半期のGDPレポートの発表、FRB会議に加え、金曜日には米国の7月の雇用統計が発表される。金曜日に発表されるデータは、金融刺激策の縮小がいつ始まるのかということに関する手がかりを与える可能性がある。
EUR/USDはほとんど変わらなかった。USDは、日本から発表された経済データにおけるまちまちな結果を受け、対JPYで上昇し、同ペアでは激しい取引が続いている。注目通貨はAUDで、同国の中央銀行総裁が、インフレ率は、利下げに対する障害とはならないとの見解を述べたことを受け、1米セント下落して0.9200ドルを下回る水準にまで低下した。カナダドルは、同国の最大の輸出品目である原油が18日間、1バレルあたり100ドルを上回って推移したため、1ヵ月ぶりの高値に達した。
マーケット
EUR/USD
• EUR/USDは、昨日のセッション中に下落し、青色で示された上昇トレンドチャネルの下限に達した。同ペアは再び1.325のサポート領域まで下落し、現在、この水準と20日移動平均を試している。しかし、同ペアは、依然として強気な短期的上昇トレンドにあり、200日移動平均を上回っている。より長期的(日足、週足)には、同ペアは、1.3415と1.275の間のレンジ内取引が続くだろう。
• サポート:サポート水準は、1.325領域、1.316、心理的水準である1.30に認め
られる。
• レジスタンス:レジスタンスは、最近の高値である1.3295近辺と1.3415水準に認められる。
USD/JPY
• USD/JPYは、どうにか97.65のサポート水準を試すことに成功し、現在上方への戻しが生じている。20日移動平均が、依然として200日移動平均を下回っているため、価格動向は、引き続き弱気であると考えられる。現在の短期的な上昇は、価格が次のサポート水準まで持続的に低下しない限り、リトレースメントであると考えられる。
• サポート:価格は、50%フィボナッチ・サポート水準である97.65を試すことに成功した。次の重要なサポート水準は、96.97- 96.74 (61.8% リトレースメント水準)の領域と93.77水準に存在する。
• レジスタンス:次のレジスタンスは、98.95に認められ、100.80と101.5水準がこれに続くだろう。
AUD/USD
• AUD/USDは、上昇トライアングル・フォーメーションを完成することができず、昨晩、オーストラリアの中央銀行からの発表を受け、下限を突破した。大きな黒いローソクが、トライアングルの上昇トレンドラインと0.9136のサポート水準を打ち壊した。長期的(日足チャート)には、前述のコメントで述べられた下落トレンドが引き続き有効である。
• サポート:短期的に認められる次のサポート水準は、0.901である。
• レジスタンス:0.929水準は、引き続き上昇推移した場合の強いレジスタンスである。次のレジスタンス水準は、0.9380、0.9607(38.2%)、0.9780(50%)に存在する。
USD/CAD
• USD/CADは、依然として短期的な下落トレンドにあり、20日移動平均と200日移動平均のいずれをも下回っている。日足チャートでは、長期的なトレンドライン(青色)を引き続き試しつつあり、現在、1.023のサポート水準に向けて推移している。同ペアの次の方向性を見極めるためには、このトレンドライン近辺での価格動向を観察する必要がある。
• サポート:サポート水準は、1.023領域と1.015領域に認められる。
• レジスタンス:短期的に見て最も重要なレジスタンス水準は、1.034と1.0427である。
EUR/USD
• EUR/USDは、昨日のセッション中に下落し、青色で示された上昇トレンドチャネルの下限に達した。同ペアは再び1.325のサポート領域まで下落し、現在、この水準と20日移動平均を試している。しかし、同ペアは、依然として強気な短期的上昇トレンドにあり、200日移動平均を上回っている。より長期的(日足、週足)には、同ペアは、1.3415と1.275の間のレンジ内取引が続くだろう。
• サポート:サポート水準は、1.325領域、1.316、心理的水準である1.30に認められる。
• レジスタンス:レジスタンスは、最近の高値である1.3295近辺と1.3415水準に認められる。
USD/JPY
• USD/JPYは、どうにか97.65のサポート水準を試すことに成功し、現在上方への戻しが生じている。20日移動平均が、依然として200日移動平均を下回っているため、価格動向は、引き続き弱気であると考えられる。現在の短期的な上昇は、価格が次のサポート水準まで持続的に低下しない限り、リトレースメントであると考えられる。
• サポート:価格は、50%フィボナッチ・サポート水準である97.65を試すことに成功した。次の重要なサポート水準は、96.97- 96.74 (61.8% リトレースメント水準)
の領域と93.77水準に存在する。
• レジスタンス:次のレジスタンスは、98.95に認められ、100.80と101.5水準がこれに続くだろう。
AUD/USD
• AUD/USDは、上昇トライアングル・フォーメーションを完成することができず、昨晩、オーストラリアの中央銀行からの発表を受け、下限を突破した。大きな黒いローソクが、トライアングルの上昇トレンドラインと0.9136のサポート水準を打ち壊した。長期的(日足チャート)には、前述のコメントで述べられた下落トレンドが引き続き有効である。
• サポート:短期的に認められる次のサポート水準は、0.901である。
• レジスタンス:0.929水準は、引き続き上昇推移した場合の強いレジスタンスである。次のレジスタンス水準は、0.9380、0.9607(38.2%)、0.9780(50%)に存在する。
USD/CAD
• USD/CADは、依然として短期的な下落トレンドにあり、20日移動平均と200日移動平均のいずれをも下回っている。日足チャートでは、長期的なトレンドライン(青色)を引き続き試しつつあり、現在、1.023のサポート水準に向けて推移している。同ペアの次の方向性を見極めるためには、このトレンドライン近辺での価格動向を観察する必要がある。
• サポート:サポート水準は、1.023領域と1.015領域に認められる。
• レジスタンス:短期的に見て最も重要なレジスタンス水準は、1.034と1.0427である。
通貨レートベンチマーク - 今日の勝者と敗者