🔥 当社AIが選択した株式戦略、テクノロジー大手、は5月までに+7.1%の上昇。株式がブームなうちに行動を起こしましょう。40%割引で開始

Daily Commentary - 08月06日2013年

発行済 2013-08-06 16:17
更新済 2019-12-18 20:45
概観

USDは、昨晩、大半のG10通貨に対して引き続き下落した。新興市場通貨に対してはより良好に推移し、それまでの下げ幅以上に上昇した。米国のサービス部門指数が予想よりも大幅に良好な結果となった(53.1の予想に対して56.0、その前は52.2であった)にも拘わらず、先週の金曜日の非農業部門雇用者数による長引く衝撃を払拭することはできなかった。投票権のない超タカ派的なFOMCメンバーであるダラス地区連銀のフィッシャー総裁は、金曜日に発表された失業率の低下は、FRBが量的緩和の縮小に近付いていることを意味すると発言したが、市場はこの発言にも説得されることはなかった。それでも、USDの下落傾向は、鈍化しつつあるように見受けられ、本日は回復し始めると予想される。例外は、USD/JPYとなる可能性があり、明日の日銀の政策決定会合では政策の据え置きが予想されるが、その場合、同ペアに対する下げ圧力が続くだろう。

昨晩、対USDでわずかに低下した唯一のG10通貨は、EURであり、対GBPおよび対JPYでも下落した。EUR安は、昨日めずらしくドイツのサービス部門PMIに対して下方修正が為されたためであろう。EU全体のサービス部門と総合指数が若干上方修正されるなか、52.5という元の数値に対して、51.3へと大幅に下方修正された。軟調なサービス部門のパフォーマンスによって、本日のドイツの製造業受注指数に対する疑念が生じた可能性がある。市場は、前月比で先月の-1.3%から+1.0%に転じると予想している。しかし、ドイツにとって重要な輸出市場である中国の輸入の鈍化を考えれば、これを達成することは困難であると考えられる。期待外れの結果となれば(私はその可能性はあると考える)、EUR/USDはさらに低下することになるだろう。

米国での焦点は、シカゴ連銀のチャールズ・エバンズ総裁による記者会見であろう。エバンズ氏は、投票権のない超ハト派で、フィッシャー氏とは全く逆の立場をとっており、もし、彼も、FRBは量的緩和の縮小の準備が整っていると発言すれば、彼を信じるべきだ!彼は5月に、支援策を後退させ始めるのに十分なほど労働市場が回復しているかどうかを見極めるためには、1ヵ月に20万人超の雇用増が、少なくとも6ヵ月間続くことを見届けたいと発言していた。FRBは引き続き量的緩和の縮小の途上にあるということがエバンズ氏の口から確認できれば、USDの急激な反転のきっかけとなる可能性がある。

マーケット

EUR/USD

• EUR/USDは、昨晩のセッション中、横ばい推移となり、1.3185と1.3300の間の短期的な取引レンジ内にとどまっている(青線)。日足チャートにおいて、この取引レンジを明らかに突破して閉じれば、同ペアの次の方向性を決定するための示唆が与えられるだろう。より長期的(日足、週足)にも、1.2750と1.3415の間の取引レンジ内に留まっている。

• サポート:サポート水準は、1.3185、1.3058、心理的水準である1.3000に認められる。

• レジスタンス:レジスタンスは、1.3300と、長期的な取引レンジの上限である1.3415の高値近くに存在する。

USD/JPY

• USD/JPYは、昨日のセッション中、下落し、98.55のサポート水準をどうにか下方突破することに成功した。同ペアは、青色のトレンドチャネルに示されているとおり、下落トレンドにあり、97.67(50%)水準に向かっている。20期間移動平均(当社の4時間チャート上において)は、200期間移動平均を下回っており、上述の下落トレンドを確認している。長期的には、ヘッド&ショルダーズ・パターン(日足チャート)を形成しつつあり、同ペアが95領域を下方突破すれば、これが確認されるだろう。

• サポート:価格が97.67(50%)水準を突破すれば、96.77(61.8%)と95.75に向けた下落推移が続くだろう。

• レジスタンス:最初のレジスタンスは、心理的水準である100に見出され、その後、100.84と101.52水準に見出されるだろう。

GBP/USD

• GBP/USDは、昨日のセッション中、上昇し、200期間移動平均を上方突破した。1.5432にあるレジスタンスを突破すれば、50%リトレースメントへの最近の調整を受けた上昇トレンドの継続を確実に裏付けることになるだろう。長期的(日足チャート)には、1.5597と1.4811の間の取引レンジ内で横ばい推移となっている。

• サポート:サポート水準は、1.5123、1.5050、1.4981に存在する。

• レジスタンス:同ペアは、1.5432のレジスタンス水準に向かって推移しており、この水準の突破に成功すれば、同ペアは1.5597まで上昇するだろう。



• 金は、昨晩のセッション中、下落し、青色のチャネルによって示されているとおり、下落トレンドを形成しつつある。その上、昨日の推移において、20期間(4時間ごと)移動平均が200期間移動平均を下回り、価格の弱気趨勢を確認した。長期的(日足チャート)には、20日移動平均が引き続き200日移動平均を下回っているため、引き続き下落トレンドにある。

• サポート:サポート水準は1283.77と1264.15に存在する。

• レジスタンス:レジスタンス水準は、1347.27と1414.75に存在する。

原油

• WTIは、昨日のセッション中、横ばい推移となり、現在の水準で保ち合いとなっている。20期間平均が200期間平均を上回っているため、最近の下落トレンドは、一種の戻しであり、価格は、最近の高値を再度試すべく上昇し続けると考えられる。

• サポート:サポートは、105.74、102.75、100.80に存在する。

• レジスタンス:短期的な観点だけで言えば、レジスタンスは、108.9と110の心理的領域に存在する。次のレジスタンスは、週足チャートにおいて114.4に認められる。

通貨レートベンチマーク - 今日の勝者と敗者

マーケット概要

最新のコメント

次の記事を読み込み中です
当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます