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Daily Commentary - 08月16日2013年

発行済 2013-08-16 20:25
更新済 2019-12-18 20:45
概観

経済指標がまちまちな結果となり、

FRBが金融刺激策から後退することを決断するタイミングに関して投資家が未だ確信を持てないため、USDは、あらゆる通貨に対して下落した。消費者物価指数は前年比で1.8%から2.0%まで上昇する一方、失業保険申請件数は、1万5千人と、予想外の減少で2007年10月以来の低水準である32万人を記録した。インフレ率が、FRBの目標領域の上限にあり、労働市場が底堅く推移するというFOMCが量的緩和の縮小に関して設定した主な条件が満たされる限り、これら二つの指標はいずれも、量的緩和の縮小の可能性を高めることになる。

結果的に、USDは当初底堅く推移した。7月の鉱工業生産指数は前月と変わらず、6月の+0.2%から低下し、0.3%の予想を下回った。フィラデルフィア連銀指数は、予想よりも悪く、景気の減速の兆候を示している。

最後に、トレジャリー・インターナショナル・キャピタル(TIC)のデータは、長期的なポートフォリオ投資による米国からの純流出額が669億ドルに達したことを示した。これは、313億ドルの流入との予想から掛け離れた結果である。成長率に関してはまちまちな結果となり、さらに、投資家が量的緩和の縮小を前にして、米国から資金を流出させつつあることを示す兆候が見られたことから、USDはテクニカル面から下落し、いくつかの通貨がサポートラインから反発する上で一役買うこととなり、これらの通貨に対する買いの引き金となった。

英国の7月の小売売上高が予想を上回り、景気の持続的な回復に対する期待が高まったことから、GBPは、昨日の欧州取引時間中に対USDで8週間ぶりの高値まで上昇した。具体的には、小売売上高が、前年比で予想の2.4%をかなり上回る3.0%に達し、前月比では、0.2%から1.1%への改善を示し、景気が改善しつつあることを示した。

本日に関しては、7月の欧州消費者物価指数確報値が、前月比で0.1%から-0.5%へと下落することが予想され、前年比は、1.6%という速報値と変わらないと予想される。米国では、7月の住宅着工件数と建築許可件数の発表が予定されており、建設業界が回復しつつあるかどうかを示すことになるだろう。最後に、ロイター/ミシガン大学消費者信頼感指数は、85.1から85.2へと小幅な上昇を示すと予想される。

マーケット

EUR/USD

• EUR/USDは、昨晩の取引時間中、1.3231(S2)のサポート水準を試した後、上昇し、心理的水準である1.3300(S1)をどうにか上方突破した。現在、同ペアは、最近の高値である1.3400(R1)に向かいつつあり、この水準を明確に上方突破すれば、長期的な(日足チャート)取引レンジの脱出を示唆することになり、レジスタンス領域上昇に向けた持続的な強気な流れのきっかけとなるだろう。その上、20期間移動平均は、200移動平均を上回っており、短期的な高値更新のシナリオに有利な状況となっている。

• サポート:サポートは、1.3300(S1)に見出され、1.3231(S2)と1.3132(S3)がこれに続くだろう。

• レジスタンス: 4時間チャート上に認められる主なレジスタンス水準は、従来の週足の高値である1.3400(R1)である。次のレジスタンスは、日足チャート上で1.3517(R2)と1.3706(R3)に見出される。


USD/JPY

• USD/JPYは、昨晩のセッション中、下落トレンドラインを試したのは2度目であるが、これを上回って閉じることに失敗し、チャネルまで戻した。弱気な流れが続けば、同ペアは、長期的なヘッド・アンド・ショルダーズ・ネックラインが存在する95の重要な領域近くにある95.77(S1)水準に向けて推移するだろう。

• サポート:サポートは、95.77(S1)と93.77(S2)水準に存在し、日足チャート上で92.48(S3)がこれに続くだろう。

• レジスタンス:レジスタンス水準は、98.56(R1)(従来のサポート)に存在し、心理的に切りの良い数字である100.00(R2)と100.84(R3)がこれに続くだろう。

GBP/USD

• GBP/USDは、昨日のセッション中、上昇し、1.5569(S1)を上方突破した。同ペアは、現在、1.5674(R1)を下回って取り引きされており、同水準を上方突破すれば、同ペアは6月の高値である1.5752(R2)に向けて推移するだろう。その上、同ペアは、20期間移動平均と200期間移動平均のいずれをも上回っており、強気な兆候を呈している。長期的(日足チャート)には、1.4811と1.5597の間の取引レンジ内で横ばい推移となっている。

• サポート:サポート水準は、1.5569(S1)(従来のレジスタンス)、1.5431(S2)、1.5200(S3)に存在する。

• レジスタンス:レジスタンスは、1.5674(R1)に認められ、1.5752(R2)と1.5840(R3)(日足チャート)がこれに続くだろう。



• 金は、昨日のセッション中、上昇し、月曜日の高値である1347.27(S1)を突破し、青色の上昇トレンドラインで示された上昇トレンドの持続を確立した。現在、金は、1376.73(R1)水準近くにあり、強気な流れによって価格がこの水準をどうにか上回れば、6月の高値である1422.09(R2)に達するだろう。また、20期間移動平均が、引き続き200期間移動平均を上回っていることから、金に対する強気な兆候を伺うことができ、金は依然として長期的な下落トレンドの調整局面にあると考えられる。

• サポート:サポート水準は、1347.27(S1)にあり、1320.78(S2)と1271.88(S3)がこれに続くだろう。

• レジスタンス:レジスタンス水準は、1376.73(R1)、1422.09(R2)、1485.18(R3)(日足チャート)に存在する。

原油

• WTIは、昨日のセッション中、若干上昇し、現在、107.53(R1)のレジスタンス水準を試している。買い手が、この水準の明らかな突破を達成すれば、短期的な取引レンジの上限でもある108.85(R2)水準へ向かうだろう。前回のコメントで述べたとおり、次の方向性のある動きを示す明らかな兆候を得るためには、取引レンジ外で閉じるのを確認する必要がある。

• サポート:サポート水準は、心理的水準である105.00(S1)、102.62(S2)、100.80(S3)水準にある。

• レジスタンス:レジスタンス水準は、107.53(R1)と最近の高値である108.85(R2)水準にある。次のレジスタンス水準は、週足チャート上の114.43(R3)に認められる。

通貨レートベンチマーク - 今日の勝者と敗者

マーケット概要

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