40%引きでご購読
🔥 当社AIが選択した株式戦略、テクノロジー大手、は5月までに+7.1%の上昇。株式がブームなうちに行動を起こしましょう。40%割引で開始

Daily Commentary - 09月02日2013年

発行済 2013-09-02 17:32
更新済 2019-12-18 20:45
概観

USDは、月曜日の午前中、ほぼ変わらずに推移し、いくつかのG10通貨に対しては上昇したが、コモディティー三通貨とGBPに対しては若干下落した。また、新興市場通貨に対しては、悲惨な状態にあるIDRに対しては+2.9%となったが、同様に問題を抱えるINRに対しては-2.2%と、まちまちな結果となった。週末、中国の公的なPMIが、51.0と16か月ぶりの高水準に達したことが報じられた上、HSBC/Markit PMIが47.7から50.1へと反発したこと、新興市場における景況感がある程度回復したこと、そして、米国のシリアへの軍事介入の懸念が後退したことから石油価格が下落したことなどが、センチメントにプラスとなった。その結果、大半のアジア通貨は上昇した。しかし、アジア株はアジア時間の正午には既に低下したことから(7市場が上昇、中国はまちまち)、回復は束の間のものであったとみられる。

新興市場各国は、自国通貨を防衛するためにファンドを組成しようとしているのかどうかということに関する議論が週末に浮上した。そうした計画が進行するなか、特に中国のデータの改善の後は、新興市場での取引は小休止となる可能性がある。これが、下落していたHUF(ハンガリーフォリント)やPLN(ポーランドズロチ)、またアジア通貨などを支持する可能性はある。しかし、全般的な今週の予想としては、USD高が続くと予想される。先週はEURにとって良い週となるはずだった。経済指標は一貫して好調で(景況感の上昇とイタリアにおける失業率の低下)、ECBメンバーにより利下げの議論があった。しかし、欧州株は、年初来で最悪の週となり、EUR/USDは8月2日以来初めて1.3200を下回る水準で取り引きされた。通貨の動きだけが、月末のリバランシングを行った可能性があるが、株式は、夏が終わりに近付くにつれ、「今日は、まさに昨日あなたが心配していた明日にあたる日だ」がスローガンになりつつある。ドイツの選挙後の状況について長い間人々は議論してきた。今、まさにその選挙を迎えようとしており、その後何が起こるかということに関する懸念はより現実的になりつつある。このことに加え、今週は非農業部門雇用者数が増加すると予想され、今週、これが、USDの支持材料となるだろう。

本日の市場の主なデータは、ユーロ圏の8月の製造業PMIの確報値であろう。また、英国、イタリアや周辺各国など、まだ発表されていない国々からの製造業PMIも共に発表されるだろう。8月の英国の製造業PMIは前月の54.6から55.0への上昇が予想され、これがGBPをさらに押し上げる可能性がある。本日は米国およびカナダが休日のため、両国からの発表はない。米国のISMは火曜日に発表される予定である。

水曜日には、ユーロ圏の第2四半期のGDP修正値と8月のサービス部門PMIに加え、米国の7月の貿易統計が発表される。木曜日は忙しい日となりそうで、何よりも中央銀行の会議が控えており、ドイツの製造業受注指数、そして米国では、ADP雇用統計(レイバーデーの祝日のため、通常よりも1日遅れで発表される)、製造業受注指数、サービス業PMIが発表される。そして金曜日には、ドイツおよび英国の鉱工業生産指数と、非農業部門雇用者数(NFP)が発表される。

マーケット

EUR/USD

• EUR/USDは、金曜日のセッション中、低下し、金曜日にはサポートであった1.3231(R1)水準(現在はレジスタンスに転じている)を下方突破した。現在、価格は、1.3152(S1)のサポートに向けて推移しており、この水準を明らかに下方突破すれば、次のサポートである1.3077(S2)へと向かうだろう。その上、20期間移動平均が、200期間移動平均を下回るようにクロスしたばかりであり、MACDの数値も弱気な領域にあることから、同ペアの弱気な様相が伺える。

• サポート:サポートは、1.3152(S1)水準に見出され、1.3077(S2)と心理的水準である1.3000(S3)がこれに続くだろう。

• レジスタンス:レジスタンス水準は、1.3231(R1)に存在し、心理的水準である1.3300(R2)と1.3400(R3)がこれに続くだろう。

USD/JPY

• 安倍首相のいくつかの諮問機関が、消費税の増税を推奨するにあたり、消費への打撃を相殺するための刺激策を同時に推奨したことを受け、USD/JPYは上昇した。現在同ペアは、98.09(S1)と99.13(R1)水準の間で推移している。買い圧力が売り圧力を上回れば、強気筋が、99.13(R1)のレジスタンスに向けて押し上げると予想される。これを上方突破すれば、心理的水準である100.00(R2)に向けて推移することになるだろう。同ペアは、依然として、青色で記入された右肩上がりのチャネル内にとどまっており、MACDもゼロを上回る強気な領域に存在し、さらなる上昇推移に向けた強気な兆候を示している。

• サポート:サポート水準は、98.09(S1)に存在し、心理的水準である97.00(S2)と95.77(S3)がこれに続くだろう。

• レジスタンス:レジスタンス水準は、99.13(R1)に存在し、切りの良い100.00(R2)と100.84(R3)水準がこれに続くだろう。

GBP/USD

• GBP/USDは、上昇トレンドラインと、従来の上昇推移の38.2%フィボナッチ・リトレースメント水準(1.5482)でサポートを見出した後、上昇した。現在、同ペアは、1.5569(R1)のレジスタンス水準を下回っており、買い圧力が、この水準を上回って推移するほど十分に強ければ、下方への調整の収束と上昇トレンドの継続を示唆することになるだろう。しかし、MACDの値がマイナスであり、依然として弱気な趨勢を示しているため、このシナリオを確認するためには、強気な領域に入るのを待つ必要があるだろう。

• サポート:サポート水準は、1.5425(S1)、1.5296(S2)、1.5200(S3)に存在する。

• レジスタンス:レジスタンスは、1.5569(R1)に認められ、1.5674(R2)と1.5752(R3)がこれに続くだろう。



• 金は、金曜日に低下し、1394(R1)水準を下方突破し、キャンドルスティックの影で1376(S1)のサポート水準を試した。現在、価格は、前述の水準の間にとどまっており、弱気筋がこれを押し下げるほど充分に強ければ、トレンドラインと1347(S2)のサポート水準を目指すと予想される。8月9日以来強気な領域にあったMACDオシレーターが、弱気な領域に突入したばかりである点は、留意する必要がある。差し当たり、この下落の動きは、金の価格が依然としてトレンドラインと200期間移動平均を上回っているため、短期的な調整局面であると考えられる。

• サポート:サポート水準は、1376(S1)に存在し、1347(S2)と1320(S3)
がこれに続くだろう。

• レジスタンス:レジスタンスは1394(R1)に認められ、1422(R2)と1440(R3)がこれに続くだろう。

原油

• 金曜日、WTIは低下し、107.53(R1)水準を下方突破した。価格は、キャンドルの影で105.50(S1)も下方突破したが、これを下回って推移し続けることはできなかった。しかし、WTIは、依然として、102.62(S3)と108.85(R2)の間の取引レンジ内にあり、先週はこの領域からの脱出に失敗している。このことから、価格の次の方向性を見極めるためには、この領域を確実に脱出するのを確認すべきだろう。

• サポート:サポート水準は、105.50(S1)、103.44(S2)、102.62(S3)に
存在する。

• レジスタンス:レジスタンス水準は、107.53(R1)に存在し、108.85(R2)と112.14(R3)がこれに続くだろう。

通貨レートベンチマーク - 今日の勝者と敗者

マーケット概要

最新のコメント

次の記事を読み込み中です
当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます