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Daily Commentary - 09月13日2013年

発行済 2013-09-13 17:33
更新済 2019-12-18 20:45
概観

市場が新たな刺激を求めたため、USDは、狭いレンジ内にとどまった。EURはこの日の欧州時間の始めから下落し、ユーロ圏の鉱工業生産指数が予想よりもかなり悪いことが明らかになったことを受け、下落し続けた。週1の失業保険申請件数が予想よりもかなり減少したことが発表されたが、それは2つの州におけるコンピューターの問題が原因であることが明らかとなったため、一時的に乱高下が生じた。シリアのアサド大統領が、化学兵器協定への参加を前提条件とし始めたため、シリアのリスクがいつの間にか再浮上し、株式市場が下落し始めたが、同時に金も下落した。

NOKはこの日の最大の勝者となった。シティーのエコノミック・サプライズ指数によれば、同国の経済指標は、大半の国々によるコンセンサスを打ち負かしつつある。同国における最近の予想外に良好な景気から、おそらく一部の投資家は、ノルウェー銀行が来週の木曜9月19日に、ニュージーランド準備銀行に次いで金融引締めに転じるのではないかと見ているのだろう。我々が最近しばしば取り上げる話題を繰り返せば、日銀は、おそらく政策を変更する最後の中央銀行になるとみられることから、NOK/JPYのロングは利益を生む取引となる可能性がある(おそらく、USD/JPYのロングやUSD/NOKのショートを通じて)。

来週のFOMC会議が近づいており、市場は、量的緩和の縮小が始まった後のことを考え始めている。その焦点は、米国政府が閉鎖に追い込まれる可能性についてであろう(聞き覚えのある話ではないだろうか?)。ニューヨークタイムズによれば、アメリカ連邦議会が期限の到来した国債を新たな赤字国債で賄うことを了承しない限り、政府の大半は、10月1日時点で閉鎖することになり、10月中旬までには、財務省が政府に対する資金供給と債務の返済を行うための借入権限を失うことになるという。さらに事態を悪くしているのは、下院の共和党員が、彼ら自身の間でも、交渉開始時の状況について合意に達することができないでいるという点である。共和党員の多数派閥が、公債発行限度の引き上げと同時に、その代償として、オバマ大統領が議論さえしないということを既に明らかにしている医療関連法改革の1年延期を要求しているのである。これまでのところ、「オオカミ少年」現象により、このこう着状態は市場の焦点とはなっていないようだ。-我々は以前に何度も耳にしてきたし、最後の最後で常に妥協に達してきた。しかし、解決されることなく9月末が近づけば、これが市場の要因(USDのマイナス要因)になり始める可能性はある。

リトアニアで開催されるユーロ圏の財務相会議が、欧州に関する本日唯一の経済イベントである。彼らの議題に上る主な項目は、経済成長とユーロ圏における金融の安定化、そしてギリシャの財政状況と、キプロスに対する救済策の状況である。米国における焦点は8月の小売売上高になるとみられる。総合指数に対する市場の予想は、前月比で7月の+0.2%から0.5%への加速である。一方、注意深く観察されている自動車とガソリンを除く小売売上高は、前月比+0.4%という前月の水準から前月比+0.3%に減速すると予想されている。そのすぐ後、9月のミシガン大学消費者信頼感指数が、0.1ポイントのわずかな下落で82.0を示すと予想されている。これら二つの重要な指標の軟調さにより、投資家は、米国の経済成長見通しについて疑問を抱く可能性があり、それによってUSDが弱含む方に賭ける可能性がある。

マーケット

EUR/USD

• EUR/USDは、前回の下落局面の61.8%フィボナッチ・リトレースメントと一致する1.3322(R1)水準でレジスタンスを見出した後、昨日のセッション中、下落した。この強力な障害を明らかに上方突破すれば、次の心理的レジスタンスである1.3400(R2)を目指すだろう。一方、それに失敗すれば、次は1.3234(S1)と1.3188(S2)に向けた弱気な流れの引き金となるだろう。

• サポート:サポートは1.3234(S1)水準に見出され、1.3188(S2)と1.3103(S3)がこれに続くだろう。

• レジスタンス:レジスタンス水準は、1.3322(R1)(61.8%)に存在し、日足チャートに見出される心理的水準である1.3400(R2)と1.3448(R3)水準がこれに続くだろう。

USD/JPY

• USD/JPYは下落したが、充分に試された水準である99.13(S1)でサポートを見出した後は、その損失の一部を取り戻した。欧州では、20期間移動平均と一致した水準で始まり、再び100.00(R1)水準に向けて動きだした。同ペアは、8月の初め以来、上昇トレンドで推移しており、この水準をどうにか上方突破すれば、100.82(R2)にある次のレジスタンスを目指す可能性が高い。しかし、オシレーターと価格動向との間にマイナスの格差が見られるため、USD/JPYは近い将来、一時的に下落する可能性があると考えられる点には警戒を要するだろう。

• サポート:サポート水準は99.13(S1)に存在し、98.09(S2)と切りの良い数字である97.00(S3)がこれに続くだろう。

• レジスタンス:レジスタンスは、心理的水準である100.00(R1)に認められ、100.84(R2)と101.52(R3)がこれに続くだろう。

GBP/USD

• GBP/USDは、1.5840(R1)水準でレジスタンスを見出した後、わずかに低下した。現在、同ペアは、この水準と1.5752(S1)にあるサポート水準との間にある。強気筋がどうにか最近の趨勢を取戻し、レートを1.5840(R1)を上回る水準にまで押し上げることができれば、次は、1.5892(R2)とおそらく心理的水準である1.6000(R3)に向けた強気な趨勢を続けると予想される。しかし、MACDオシレーターがトリガーラインを下方にクロスし、弱気な兆候を示しているため、そのような強気な動きが本日生じる可能性は低いと考えられる。

• サポート:サポート水準は、1.5752(S1)、1.5674(S2)、1.5568 (S3)に認められる。

• レジスタンス:レジスタンスは、1.5840 (R1)、1.5892 (R2)、1.6000 (R3)に見出され、最後の2つは日足チャートに見出される。



• 金は、昨日の取引時間中、急激に低下し、1347水準と前回の上昇局面の50%フィボナッチ・リトレースメント水準の間にある強力なサポート領域を下方突破した。今のところ、金は、1320(S1)水準でサポートを見出しつつあるが、下落バイアスが続けば、価格はこのバリアーを突破して、1271(S2)のサポートに向けて下落するだろう。MACDオシレーターが弱気な領域にあるトリガーラインを下回っており、下落が持続する公算が高まっている。

• サポート:サポート水準は、1320 (S1)に存在し、1271(S2)と1245 (S3)がこれに続くだろう。

• レジスタンス:レジスタンスは、1347 (R1)水準に認められ、1376 (R2)と1394 (R3)がこれに続くだろう。

原油

• WTIは上昇し、2ヵ月間の取引レンジの上限を何回も試している。価格がこの水準を上方突破し、最近の高値をどうにか超えることができれば、新たに生じた上昇トレンドは、新たなレジスタンス領域を目指して確率される可能性がある。RSIとMACDがいずれも中立的な水準に近いところに留まっていることから、WTIがトレンドのある段階に入ることを躊躇していることが伺える。

• サポート:サポート水準は、106.71 (S1)、105.23 (S2)、103.44 (S3)に存在する。

• レジスタンス:レジスタンス水準は、108.85 (R1)に存在し、110.58 (R2)と112.14 (R3)がこれに続くだろう。

通貨レートベンチマーク - 今日の勝者と敗者

マーケット概要

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