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Daily Commentary - 09月18日2013年

発行済 2013-09-18 16:29
更新済 2019-12-18 20:45
概観

ついにFOMCの日がやって来た!本日の大きなイベントは、もちろん、毎月の850億ドルに上る債券買取額---財務省証券で450億ドル、不動産担保証券(MBS)で400億ドル---の「削減」を始めるかどうか、そしてもし始めるとすれば、それぞれにおいてどの程度削減するのかということに関する連邦公開市場委員会(FOMC)の決定が発表されることであろう。発表後と記者会見中は、市場の大幅な変動が予想される。

ブルームバーグの61人のエコノミスト調査によれば、回答者の30%が変更なしと予想しているが、70%は変更ありと予想しており、わずか2名(5%)が50億ドルの削減を予想しており、53%は100億ドルの削減を、23%が150億ドルの削減を、19%が200億ドル以上の削減を予想している。したがって、市場の約3分の1は、FOMCが量的緩和の縮小を後ろ倒しにしたとしても驚かないということになる。また今月スタートするとすれば、100億ドルから150億ドルの削減が予想されている(削減予想額の最大は250億ドル)。

債券の種類別にみると、67%の人々が、米長期国債の買い取りにおける削減を予想しており、100億ドルの削減を予想する人の数は、50億ドルの削減を予想する人の数を上回っており、その比率は2対1となっている。MBSの買い取りは、不動産市場に直接資金を提供することになるため、国債の買い取りよりも景気により影響するとみられている。一部の人々が、不動産の買い取り額の削減を、米国債の買い取り額の削減額よりも少なく抑えるべきだと主張しているのはこのためである。一方、FRBは物事を単純にし、市場に平穏にその意向を伝えることを確実にするためには、両者を比例按分で削減すべきだと考える人もいる。

このため、私は、それぞれ50億ドルずつ削減された場合、それは市場の想定内となり、市場にあまり大きな影響をもたらすことはないとみている。確かに、予想を上回らなかったという安心感に伴うわずかなラリー(利回りの下落、USDの下落)が生じる可能性はある。150億ドル(財務省証券で100億ドル、MBSで50億ドル)というのが、おそらく想定範囲の上限であるとみられ、これによってドル金利とUSDはわずかに上昇する可能性がある。200億ドルの削減となれば、おそらく積極的な削減とみなされ、米金利とUSDは急激に押し上げられる可能性が高い。また、変化なしとされた場合には、前述のとおりの安心感によるラリーという結果になるだろう。FRBは、その決定によって市場があまりにも急激に変動することで混乱することは望んでいないことから、私の個人的な予想は100億ドルである。

もちろん、市場の反応は、発表に伴う声明とバーナンキ議長が会議後に行う記者会見の内容によって左右される可能性は高い。市場は、FRBがここからさらに継続する意思があるのかどうかを占うべく、その文言をかなり慎重に解析するだろう。米国債とMBSの組み合わせも、ある程度市場に影響を与える可能性がある。

市場は、声明だけでなく、金利、インフレ率、成長率、失業率を懸念するFOMCメンバーから出される新たな経済見通しにも注目するだろう。6月に作成された直近の予想では、失業率は6.5%であり、来年には6.8%になるとされていた。すなわち、2015年までに、バーナンキ議長が債券買取の停止の条件に設定した7%の限界を下回る水準までは低下するものの、金利引き上げのトリガー水準である6.5%を下回ることはないと予想していたことになる。

マーケット

EUR/USD

• ERU/USDは、1.3322(S1)のサポート水準から反発した後、若干上昇した。テクニカル的には、同ペアは、青色の右肩上がりのチャネル内に留まっており、20期間移動平均と200期間移動平均のいずれをも上回っていることから、依然として短期的な上昇トレンドにあると考えられる。買い圧力が価格を引き続き押し上げれば、充分に試された1.3400(R1)を試すと予想される。MACDオシレーターはプラスであり、同ペアの価格動向に関して強気なモメンタムを示唆しているが、依然としてトリガーラインを下回っていることから一時的な弱含みの兆候が伺える。

• サポートは、1.3322 (S1)水準に見出され、1.3234 (S2)と1.3188 (S3)がこれに続くだろう。

• レジスタンス水準は、重要な水準である1.3400 (R1)に存在し、1.3448 (R2)と1.3517 (R3)がこれに続くだろう(日足チャート)。

USD/JPY

• USD/JPYは昨日横ばい推移となり、99.13(S1)のサポート水準をわずかに上回る水準に留まった。ロング派が、価格をこの障壁から離れるよう価格を押し上げるつもりであれば、彼らが次に遭遇するハードルは、心理的水準である100.00(R1)であろう。MACDとRSIオシレーターのいずれもが、中立的水準近くにある点が、現在の横ばい推移を裏付けている。しかし、同ペアの全体的なトレンドは、青色の上昇トレンドチャネルで示されたとおり、依然として上昇トレンドにある。より長期的枠組み(日足チャート)では、価格はシメトリカル・トライアングルの上限に首尾よく回帰し、この水準を試し、上昇の動きがさらに続く可能性が高まった。

• サポート水準は、99.13 (S1)にあり、98.09 (S2)と97.00(S3)がこれに続くだろう。

• レジスタンスは心理的水準である100.00(R1)に認められ、100.84 (R2)と101.52 (R3)がこれに続くだろう。

EUR/GBP

• EUR/GBPは、0.8355(S1)水準と右肩下がりのチャネルのリターン・ラインでサポートを見出した後に上昇した。現在同ペアは、0.8423(R1)水準に向けて推移しており、これを明らかに上方突破すれば、新たな上方への調整の最初のシグナルとなる可能性がある。調整局面の始まりの公算が高まるためには、MACDの強気な領域への突入を伴った突破が必要となるだろう。価格が上昇に失敗すれば、0.8355(S1)まで再び下落して再度試すことになるだろう。

• サポート水準は、0.8355 (S1)、0.8323 (S2)、0.8260 (S3)に認められる。

• レジスタンスは、0.8423 (R1)、0.8453 (R2)、0.8503 (R3)に見出される。最後の二つは、日足チャートに見出される。



• 金は、急激に低下し、6月28日~8月28日の上昇トレンドの50%フィボナッチ・リトレースメント水準と一致する1305水準(昨日のサポート)を下方突破した。本原稿執筆現在において、金は1271(S1)水準と61.8%リトレースメント水準の間のサポート領域に向けて推移している。MACDがマイナスの領域にあり、移動平均に弱気なクロスがみられることから、金に対する弱気な状況は出そろっている。
• サポート水準は、1271(S1)に存在し、1245 (S2)と1207 (S3)がこれに続くだろう。
• レジスタンスは、1305(R1)水準に認められ、1337 (R2)と1368 (R3)がこれに続くだろう。

原油

• WTIは105.23(S1)水準でサポートを見出し、若干上昇した。しかし、20期間移動平均が、200期間移動平均をわずかに下回っており、MACDオシレーターの値がマイナスを示し、トリガーの数値を下回っているため、このトライアングルの下方突破は依然として有効である。弱気筋が支配的となり、105.23(S1)のハードルをどうにか突破すれば、次のサポートである103.44(S2)に向けてさらに推移するきっかけとなるだろう。

• サポート水準は、105.23 (S1)、103.44 (S2)、102.62 (S3)に存在する。

• レジスタンス水準は、106.71 (R1)に存在し、108.85 (R2)と110.58 (R3)がこれに続くだろう。

通貨レートベンチマーク - 今日の勝者と敗者

マーケット概要

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