世界中の投資家・投機家が注目していた日銀金融政策決定会合、
そしてFOMCが終了しました。
結果はご存知の通りで大方の予想通り金利は据え置かれ、
日銀は超短期金利操作付き量的質的緩和の
イールドカーブコントロール導入を決めました。
これにより金利据え置きでいったん下落したドル円は切り返し
102.7まで上昇を見せましたが、
よくよく考えると今までと大した変わりがないことに気づいたのか
黒田総裁の会見の後から次第に円高へと進んでいきました。
そして日本時間では明けて午前三時にFOMCが終了し、
金利の発表とイエレン議長による会見があったわけですが、
このころにはすでにドル円は101円台を割り込んでいたため
大きな動きはありませんでした。
ただ、昨日の9時、いつもであれば株式市場が開く時間に
ストンと下落する場面があったのですが、
これは日本市場が休場だったことを忘れていたところの
売り仕掛けが入ったのかもしれませんね。
またイエレン議長の会見内容によると、
労働市場や賃金の伸びは確認できるということで
年内の利上げについて含みを持たせるものとなりました。
引っ張りますね。
でもこれでドルが下落してきたので、
金とかオイルなどが上がりやすくなりました。
何故なのかわかりますよね?
秋分の日の昨日、
ある連絡で11月の合宿に講師として参加してもらう
兼業トレーダーY氏からメールをもらったのですが、
今回の日銀・FOMCによる一連の動きで
なんと250pips越えの利食いを叩きだしたと報告を受けました。
やはり取れるところはガッツリと取っていくのが
本物の印ですね。
どういった手法で利益を上げていったかではなく、
どこに視点を置いて何を考えながらポジションを取り
どこを目指していたのかというところは
多くの方に学んでもらいたいところです。
稼ぐ人が意識するところというのは、
そんなに多くは無いものですからね。
ただそれが感覚的にすっと入ってくる人もいますが
ガッツリと理論立てながらかみ砕いていかないと
理解できない人が多いいんですよね。
合宿といえば特別ゲストとして、
わたしの後輩で株式ディーラーとして一世を風靡し
ディーラー引退後に人生のどん底を見て
そこから這いあがり今ではいくつもの会社を持ち
世界を相手にビジネスをしている男も
参加してくれる予定になっています。
松永さんが来いというならどこでも行きますよ!
とは言ってもらっていますが、
なかなか日本に帰ってこないの忙しい男なので
少し心配してます。
ちょっと気になる記事があったのですが、
米連邦地裁で仮想通貨のビットコインが
通貨として判断されるというニュースがありました。
そろそろ本格的に動きがでるかもしれませんね。
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■BBFライン1時間足
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USDJPY
100.79
+ライン順当・-ライン乱れ
EURJPY
112.97
+ライン順当・-ライン乱れ
GBPJPY
131.80
+ライン順当・-ライン乱れ
AUDJPY
77.03
+ライン乱れ・-ライン順当
EURUSD
1.120
+ライン乱れ・-ライン順当
GBPUSD
1.307
+ライン乱れ・-ライン順当
AUDUSD
0.764
+ライン乱れ・-ライン順当
※+ライン-ラインはボリンジャーバンドフィボナッチ
の±2シグマを指しています。
+ラインが乱れている時は上昇、-ラインが乱れている時は
下落方向に行きやすくなっています。
気にしておくと役立ちますよ。
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■指標発表
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16:30 独【製造業購買担当者景気指数速報値】53.1★
16:30 独【サービス部門購買担当者景気指数速報値】52.2★
17:00 欧【製造業購買担当者景気指数速報値】51.5★
17:00 欧【サービス部門購買担当者景気指数速報値】52.8★
★マークが多ければ多いほど、
値動きに影響の出やすい重要指標となります。
・数値はすべて予想になります。
・予想はあくまで予想です。
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◆用語解説
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FX:
株式や商品などとは違い、鉄板の原理原則がある。
難しくもあり簡単でもある。なかなか厄介だが魅力がある。
ショート:
売りから入る取引の事。
個人的に大好きである。
ロング:
買いから入る取引の事。
個人的にあまり好きではない。
カベ:
一般にサポートアンドレジスタンスと言われている物が一番近いが
メチャクチャ奥が深くここに書くことは不可能。
「BBFアドバンス」にてそのすべてが解説されている。
三角関係:
通貨ペアというものは個々の動き価格をあらわしてはいるが、
ドルストレートやクロス円などを見ることで
それが単独で動いているものではなく関係性があり
各通貨の強弱を見ることができる。
通貨の巴と表現することもあり、これが分かっていなければ
複数の通貨ペアをトレードすることは無謀の極み。
「三角関係」で学習可能
指標トレード:
各国の重要な経済指標が発表されるときに合わせてトレードすること
米国雇用統計が一番アツい!
米国雇用統計:
基本毎月第一週の金曜日に発表になる非農業部門雇用者数変化と失業率。
為替トレーダーが沸き立つ日でもあり、普段以上の値幅が出ることが多いため
この日だけを狙うようなトレーダーも存在する。
個人的にはこの数字はあまり信用していないが動けばうれしい。
日経平均:
日経225とも言い、東京市場に上場している全業種の中から選出された
日本を代表する225銘柄の平均値を加工した指数。
寄り付き:
株式市場が開く時間の事で、現在は9時
後場寄りというものもあり現在は12時半。
大引け:
株式市場が閉まる時間の事で、現在は15時
前引けというものもあり現在は11時半。
ザラ場:
株式市場で取引が行われている時間のこと。
GPIF:
公的年金の積立金を運用する独立行政法人、
世界最大の年金基金である。いまのところは
WTI原油:
ウエスト・テキサス・インターミディエートの略で、
ガソリンを多く取り出せる高品質な原油。
ブレント原油:
主にイギリスの北海にあるブレント油田から採鉱される硫黄分の少ない軽質油
ゆえにポンドは資源国通貨ともいえる。
プルバック:
押し目とか戻りといったようなこと。
実際にトレンドフォローでトレードをするときには重要な考え方。
格付け会社:
信用状態に関する評価の結果を記号や数字を用いて
表示した等級(信用格付け)を付与する企業。
格付けを本気で信用する人がどれくらいいるのかは謎?
スプレッド:
売値と買値の幅、これが基本的にはブローカーの収益になる。
ハウスエッジともいう人もいる。
マーチンゲール:
負けたら同じ方向に倍額をかけていくという昔からある手法
勝率が二分の一であればいずれは必ず勝つことができる。
資金が無限にあればの話。
無限にあるのであればそもそもやる必要はありませんが。
フルレバ:
レバレッジを最大限かけて勝負をすること。
FullLeverageの略
例えば10万円の資金で10pips逆行全損を覚悟で
やるような取引。
BREXIT:
英国によるEU離脱のこと。
ショートカバー:
ポジションを解消している動き。この場合は売りポジションを買い戻すこと。
買いポジションを解消する際の言葉はシーツカバーではない。
というか、そもそも言葉がない。
SQ:
スペシャルクォーテーション「特別清算指数」。月の第2金曜日。
先物・オプション取引の清算価格を決定する一大イベント。
3.6.9.12月をメジャーSQといい、それ以外の事をマイナーSQという
株式ディーラーの月に一度のお祭り。
為替ディーラーでいうところの雇用統計。
イールドカーブ:
縦軸を「債券の利回り」、横軸を「債券の残存期間(満期日までの期間)」として、
両者の関係を表す曲線のことを言います。
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