【マーケットコメント】-焦点はQ3決算と米株の反応
日本時間9日早朝にアルミ大手アルコアがQ3決算を発表。売上高/純利益共に減益、且つ1株利益も0.07ドルと市場予想(0.13ドル)に届かなかった。
米金融引締めリスクとドル高リスクの後退を背景に、資源関連(リオティント、BHPビリトン、エクソンモービル 等の資源関連株/ 資源国通貨 / 商品)の上昇が継続しているが、米株が崩れるようならばそのリスク選好トレンドに水を差す可能性があろう。
また、週末である点も考えるならば、アルコアの冴えない決算内容が来週以降より本格化するQ3決算への警戒感を強め、米国株式市場での利確の動きを強める可能性もある。
米株安反落を警戒するならば、USD/JPYは日足の一目/転換線&短期サポートラインが密集している119.60-50ゾーン及びビッドが観測されている119円トライを想定したい。
一方、EUR/USDだが、昨日トライアングル上限を突破した点を考えるならば、NY引けベースで1.13台を維持できるかが焦点となろう。