イエレンFRBは、米利上げ時期が雇用/インフレ動向次第であることを繰り返し表明してきた。よって、具体的な米利上げ時期を探るため、マーケットはこれら指標データにより神経を尖らそう。
本日は21時30分に消費者物価指数(CPI)と新規失業保険申請件数が発表される。内容次第で米金利とドル相場の動向を左右しよう。円相場はドルストレートにトレンドが左右されよう。米指標データが総じて好調ならば「USD/JPY上昇/クロス円下落」を想定。一方、総じて冴えない内容ならば逆の展開を想定したい。
また、上記の通り良好な指標データが続いた場合の米株の動向にも注視しておく必要があろう。
【テクニカル分析コメント】- EUR/USD、アセンディングトライアングルのパターン形成なるか?
レジスタンス
1.1467:5/5高値
1.1450:オファー
1.1400:厚いオファー&オプションバリア
サポート
1.1271:10日MA(黄ライン)
1.1200:短期サポートライン、厚いビッド、下にストップ
1.1148:21日(緑ライン)
1.1143:一目/基準線(赤ライン)
5月27日安値1.0819を起点とした短期サポートラインを維持。このため、アセンディングトライアングルのパターン形成の可能性も維持している。
目先の焦点は1.1400レベルの突破となろう。1.14台の攻防へシフトした場合は、更なる上値トライシグナルと捉え、順張りを考えたい。
アンワインドのポイントは、オファーが観測されている1.1450前後もしくは年初来高値1.1467前後を想定。ギリシャリスクがくすぶり続け要るため、ストップ付加は必須。
一方、下値は上記のサポートラインを維持できるかが注目される。今日現在、1.1200前後とクロスしているが、このレベルには厚いビッドの観測あり。
日足チャート