【マーケットコメント】-米株が中国リスクの相殺要因となるか
本日はマーケットを動かす材料に事欠かない一日となろうー
東京時間は、中国の9月指標データが焦点となろう。消費者物価指数(CPI)の予想値は前年同月比で1.8%、生産者物価指数のそれは同-5.9%。総じて予想を下回る内容となれば、同国の内需縮小懸念が一層高まり、中国株式市場と資源関連アセットの圧迫要因となる可能性があろう。中国リスクを背景に日経平均が続落した場合、今後1万8,500円レベルが強固なレジスタンスポイントとして意識されよう。円相場はクロス円を中心に円高優勢の展開となろう。 ドル円は119円台の維持が焦点として浮上する可能性がある。
欧州時間では、9月の英雇用統計の内容がポンド相場の変動要因となろう。また、ユーロ圏の8月鉱工業生産が市場予想(前月比-0.5%)を下振れた場合、欧州中央銀行(ECB)による緩和強化観測が意識されることで、一時的にせよユーロ売り圧力が強まる可能性がある。
NY時間は、米四半期決算がメインテーマとなろう。本日から明日にかけてはバンク・オブ・アメリカ、JPモルガン・チェースそしてゴールドマン・サックス・グループといった金融セクターの決算発表が目白押しとなっている。内容次第で米株のトレンドを左右しよう。米株の動向は外為市場のトレンドを左右しよう。