週明けの外為市場は、引き続き株式動向と米指標データにらみの展開となろう。中国リスク、商品価格の低迷そして米国の重要イベントを控えアジア時間からグローバル株式が軟調地合いとなれば、外為市場では円高優勢(特にクロス円で円高優勢)の展開となろう。
米指標データでは、日本時間21時30分に発表される6月の耐久財受注に注目したい。市場予想(前月比)は+3.0%(コア+0.5%)。直近のドル相場は素直に指標内容に反応するトレンドが続いている。よって強い内容となればドル高、弱い内容ならばドル安で反応しよう。注視すべきは、強い内容となった場合の米株の動向だろう。直近の冴えない企業決算を考えるならば、良好な指標データは年内利上げ懸念の方をより強く市場参加者に意識させ、株安要因となる可能性がある。
【テクニカル分析コメント】-USD/JPY、攻防分岐は21日MA
レジスタンス
124.57:リトレースメント76.40%
124.50:厚いオファー
124.47:7/21高値
124.20:オファー
サポート
123.50:サポートポイント
123.20:ビッド、21日MA(赤ライン)
123.20:ビッド
123.10:ビッド
123.00:ビッド
122.92:7/14安値
目先の攻防分岐は、21日MAとなろう。今日現在、このMAは123.20前後で推移しているが、このレベルにはビッドが観測されている。テクニカル&オーダー状況の両面で123.20レベルは重要サポートポイントとして認識しておきたい。
このMAを下抜けた場合は、123円割れリスクを警戒するフェーズへとシフトしよう。
一方、このMAを維持した場合は、124円台への再上昇を想定したい。ただ、124.50レベルでの売り圧力の強さは確認済み。オーダー状況をみても、124.50レベルでは相変わらず厚いオファーが観測されている。124円台では常に反落リスクを想定しておくべきだろう。
日足チャート