イミュノジェン (IMGN)

イミュノジェン（ImmunoGen Inc）は、癌患者の予後を改善するための抗体薬物複合体（ADC）の開発に注力する臨床段階のバイオテクノロジー会社である。【事業内容】技術を用いたADCは、腫瘍細胞上のターゲットに結合する抗体と、ADCがターゲットに結合した後に腫瘍細胞を死滅させるペイロードとして強力な抗癌剤の1つとが結合したものである。製品候補としては、「Mirvetuximab soravtansine（IMGN853）」、「IMGN632」、「MGC936」および「IMGN151」がある。「Mirvetuximab soravtansine」は、卵巣癌、子宮内膜癌、非小細胞肺癌などの多くの上皮性腫瘍で過剰発現する細胞表面タンパク質である葉酸受容体α（FRα）を標的とするファーストインクラスADCである。「IMGN632（Pivekimab sunirine）」は、「CD123」を標的とする高親和性抗体と部位特異的コンジュゲーションからなるADCである。芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍（BPDCN）および急性骨髄性白血病（AML）の患者を対象とする臨床試験を進める。