ドル／円
午後３時現在 ８２．４５／４７ １．３２３４／３６ １０９．１０／１４
正午現在 ８２．６０／６５ １．３２２８／３３ １０９．２８／３２
午前９時現在 ８２．７５／８０ １．３１８８／９０ １０９．１２／１７
ＮＹ17時現在 ８２．７８／８２ １．３１６４／６８ １０９．００／０５
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［東京 ２８日 ロイター］ 午後３時のドル／円は、ニューヨーク市場午後５時時点
に比べややドル安の８２円半ば。午後の外為市場はユーロがドルに対して一段と強含み、
その影響でドル／円がじりじりと水準を切り下げた。豪ドル／米ドルは第一生命保険
<8750.T>によるオーストラリア生保の買収報道を受け、豪ドル需要への期待から高値圏で
推移した。
ユーロ／ドルは午前中、１．３２００ドルの上でストップを巻き込んで急伸。特段の材
料はなかったが、このところユーロに対して弱気な市場参加者が多かったため、年末の持
ち高調整を受けて買い戻された。「上がれば買うというスタンスのモデル系ファンド勢の
（ユーロ）買いも出ていた」（外銀）という。
正午にかけて上昇は一服したものの、午後に入ると一段高となり、ユーロは一時はきょ
うの高値１．３２５５ドル付近まで上値を伸ばした。「ユーロは下がったところで（アジ
アなどの）中銀も買っている」（みずほコーポレート銀行マーケット・エコノミストの唐
鎌大輔氏）との声も聞かれた。
ユーロはドル以外の通貨に対しても上昇し、対スイスフラン
スイスフラン、対英ポンド
＜米時間帯は消費者信頼感指数に注目＞
一方、ユーロに対してドルが売られた影響で、ドル／円は序盤からじり安となった。午
後に入っても徐々に水準を切り下げ、一時は８２．４１円まで下値を伸ばした。しかしシ
ドニーとウェリントンが休場のため取引が少なく、東京市場でさらに下値を追うには材料
が見当たらなかった。
きょうはロンドンとトロントも休場だが、米時間帯に入ると米国で主要経済指標が発表
される。日本時間の午前零時に発表の１２月米消費者信頼感指数は「クリスマス月の経済
指標ということで注目されている」（外為どっとコム総研の植野大作社長）という。市場
予想は５６．０。日本時間午後１１時には１０月のＳ＆Ｐ／ケース・シラー住宅価格指数
も発表される。市場予想は季節調整済み前月比がマイナス０．６％、前年比がマイナス
０．１％。米５年債の入札予定されている。
豪ドルは一時１．００９０米ドルまで上昇し、１１月１１日以来の高値を付けた。オー
ストラリア経済と結び付きが強い中国の株式市場は軟調だったが、日経新聞朝刊が報じた
第一生命保険による豪州中堅生保タワー・オーストラリア・グループ買収のニュースが豪
ドル買いを誘発した。買収資金を手当てする動きは今のところ見られないが、「これから
そうなるだろうという期待からフローが出ている」（みずほコーポレート銀行の唐鎌氏）
との声が聞かれた。
（ロイターニュース 久保 信博記者）