■NY株式:ダウは160ドル高、連日の最高値更新
NYダウ ナスダック
終値 :23157.60 終値 :6624.22
前日比:+160.16 前日比:+0.56
始値 :23087.13 始値 :6634.26
高値 :23172.93 高値 :6635.52
安値 :23086.75 安値 :6613.55
18日の米国株式相場は上昇。
ダウ平均は160.16ドル高の23157.60、ナスダックは0.56ポイント高の6624.22で取引を終了した。
米主要株価が最高値を更新したほか、欧州株が全面高となるなど投資家心理が改善しており、買いが先行。
昨日に好決算を発表したIBM(IBM)や長期金利の上昇を背景とした金融株への選好が目立ち、堅調推移となった。
地区連銀経済報告(ベージュブック)では、複数のハリケーンで米南部が混乱に陥ったものの、景気が拡大したとの認識が示された。
一方で、物価上昇圧力は限られた。
セクター別では、商業・専門サービスや各種金融が上昇する一方でエネルギーや電気通信サービスが下落した。
半導体メーカーのラムリサーチ(LRCX)は決算内容が好感され、上昇。
アクションカメラのゴープロ(GPRO)は一部アナリストによる投資判断引き上げを受け、堅調推移。
長期金利の上昇で、シティ・グループ(C)、ゴールドマンサックス(GS)、モルガン・スタンレー(MS)などの金融関連株に買いが広がった。
一方で、ファストフードのチポトレ・メキシカン・グリル(CMG)は一部アナリストによる投資判断引き下げを受け、下落した。
クレジットカードのアメリカン・エキスプレス(AXP)はマーケット終了後に7-9月期決算を発表し、売上高、一株利益ともに予想を上振れた。
時間外取引で上昇したものの、CEOの辞任が報じられると、上げ幅を縮小し小動きとなった。
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■NY為替:ドル・円は一時113円05銭、株高を意識したリスク選好の円売り加速
18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、112円75銭から113円05銭まで上昇し、112円94銭で引けた。
米債利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。
予想を下回り1年ぶりの低水準となった米国の9月住宅着工件数を受けてドル買いは一時後退する局面もあったが、米連邦準備制度理事会(FRB)が公表した米地区連銀経済報告(ベージュブック)で全地区の経済が緩やかな成長を継続していることが明らかになると、12月追加利上げを織り込むドル買いが強まった。
ユーロ・ドルは、1.1744ドルから1.1805ドルまで上昇し、1.1787ドルで引けた。
欧州株式相場の上昇、ユーロクロス絡みの買いにストップロスを巻き込んで、ユーロ買いが加速。
ユーロ・円は、132円48銭から133円28銭まで上昇。
株高を好感したリスク選好の円売りが優勢となった。
ポンド・ドルは、1.3149ドルから1.3206ドルまで上昇した。
ドル・スイスは、0.9836フランまで上昇後、0.9802フランへ反落した。
■NY原油:小幅高、供給不安残る
18日のNY原油先物11月限は小幅高。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は前日比+0.16ドルの52.04ドルで取引を終えた。
一時52.33ドルまで上昇した。
原油供給不安は解消されていないことから、買いが先行した。
ただ、石油製品(留出油)の在庫は予想に反して増加したことから、利益確定を狙った売りが観測されており、原油先物の上げ幅はやや縮小した。
米国株高は支援材料となったが、米長期金利の上昇は一部で嫌気されていたようだ。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 26.48ドル +0.28ドル(+1.07%)
モルガン・スタンレー(MS) 50.15ドル +1.03ドル(+2.10%)
ゴールドマン・サックス(GS)242.03ドル +5.94ドル(+2.52%)
インテル(INTC) 40.25ドル +0.46ドル(+1.16%)
アップル(AAPL) 159.76ドル -0.71ドル(-0.44%)
アルファベット(GOOG) 992.81ドル +0.63ドル(+0.06%)
フェイスブック(FB) 176.03ドル -0.08ドル(-0.05%)
キャタピラー(CAT) 131.29ドル +0.75ドル(+0.57%)
アルコア(AA) 47.75ドル -0.02ドル(-0.04%)
ウォルマート(WMT) 86.22ドル +0.24ドル(+0.28%)
スプリント(S) 7.05ドル -0.04ドル(-0.56%)