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再送:欧州市場サマリー(27日)

発行済 2009-11-28 05:16

     1643GMT       26日

ユーロ/ドル   1.4962 1.5011

ドル/円    86.920 86.480

ユーロ/円   130.06 130.01

              27日終値     前営業日終値

株 FT100 5245.73(+51.60) 5194.13

  クセトラDAX     5685.61(+71.44) 5614.17

金 現物午後値決め 1166.50 1182.75

             先物    現物利回り

3カ月物ユーロ(12月限)  99.245 (‐0.005)  0.398(0.405)

独連邦債2年物 1.286(1.277)

独連邦債10年物(12月限) 123.64 (+0.10) 3.149(3.147)

独連邦債30年物   3.927(3.923)

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 <為替> 円が対ドルで1年2カ月ぶり高値をつけた。ドバイの債務返済延期をめぐる

懸念で米ドル・円両通貨に対し安全資産買いが膨らむなか、ドル/円はその後値を戻した。

 株価が下げ幅を縮小するなか、ユーロも地合いの一部を回復した。

 <株式> ロンドン株式市場は反発。前日相場を圧迫したドバイの債務返済をめぐる懸

念が和らぐなか金融株が値を戻し、商品(コモディティ)価格の値上がりで資源株も堅調

だった。

 FT100種総合株価指数<.FTSE>は前日3%強急落していた。

 IGインデックスの首席市場ストラテジスト、デービッド・ジョーンズ氏は、前日は売

られ過ぎたとの感が市場全般に広がったとし、この日の米国市場が下げ渋る展開になった

ことで市場心理がやや好転したと指摘。

 「米国では感謝祭明けでかなり薄商いのなか、投資家はおそらく引き続き若干神経質に

なっている。状況が本当に好転したかどうかは月曜になってみないと分からないかもしれ

ないが、この日の動きが心強いことは間違いない」と述べた。

 ドバイをめぐる懸念が和らぐなか、前日大幅安だった金融株が値を戻した。

 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が5.2%高。バークレ

イズ、HSBC、スタンダード・チャータード(スタンチャート)

は0.1─2.3%高。一方、配当落ちとなったロイズ・バンキング・グループ

は0.9%安。

 生保株では、プルーデンシャル、リーガル・アンド・ジェネラル、ア

ヴィヴァ、レゾリューションが2.2─3.1%上昇した。

 鉱山株では、エクストラータが4.9%高、ロンミンが3.5%高。

 石油株では、BGグループ、BP、ロイヤル・ダッチ・シェル

0.9─1.7%高。

 欧州株式市場は反発。銀行株の上げ主導で幅広い銘柄に買いが入った。前日は、ドバ

イ政府系企業の債務問題を嫌気し銀行株を中心に大幅に売られていた。

 FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は11.45ポイント(1.16%)

高の999.59。週足では0.3%下落した。

 DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は31.70ポイント(1.13%)高

の2831.14。

 銀行株では、BNPパリバ、バンコ・サンタンデール、バークレイ

、クレディ・スイス、ドイツ銀行、UBS

1.2─2.8%高となった。

オランダの金融大手INGは4.3%安。株主割当増資について、株主の需要

を集めるため大幅なディスカウントとなる価格で実施すると発表した。

 ドバイの債務問題の影響をめぐりアナリストの間では見方が分かれているが、市場の過

剰反応との見る向きが多い。

 ルランド・リサーチのストラテジスト、ヘイノ・ルランド氏は「ドバイは非常に特殊な

ケースだ」とし「他の市場には波及し得ない極めて特殊な問題であり、市場参加者はこれ

が世界的な危機とは無関係だと気付くだろう」と述べた。

 原油価格が下落幅を縮小したことを受け、エネルギー株も高い。ENI、BP

、ロイヤル・ダッチ・シェル、トタルは0.5─2%高。

 金価格が1週間ぶり安値から戻したほか、他の金属価格も上昇したことを背景に、鉱山

株も買いが優勢となった。BHPビリトン、ロンミン、リオ・ティント

、ベダンタ・リソーシズ、エクストラータは1.6─4.9%上

昇した。

 英携帯電話小売りのカーフォン・ウェアハウスは1.3%高。業績見通しを引

き上げ、年末商戦に自信を見せたことを好感した。

 <ユーロ圏債券> 国債価格が下落。ドバイの債務問題に関して、欧州諸国からエクス

ポージャーは限定的との声が相次ぎ懸念が和らいだことや、ギリシャが財政不安の払しょ

くに努めたことが相場に影響した。

 これまで財政をめぐる懸念が強まっていたギリシャは、資本市場から資金を調達する上

でいかなる問題にも直面していないと表明。パパコンスタンティヌ財務相はテレビで、来

年の国の借り入れは今年よりも格段に縮小すると説明した。ギリシャ中銀も金融システム

は健全で、金融機関の資本比率は高く改善しつつあると強調した。

 ギリシャ国債10年物と独連邦債10年物の利回り格差は一時

215ベーシスポイント(bp)に拡大したものの、その後192bpに落ち着いた。

 ウニクレディトMIB(ミュンヘン)の債券ストラテジスト、コルネリウス・プルプス

氏は「相場は寄り付きこそ堅調だったが、ドバイをめぐる懸念が前日よりも強まらなかっ

たことから、その後は反落した」と述べた。

 独連邦債先物12月限の清算値は6ティック安の123.48。一時

124.06と4月2日以来の高値をつける場面もみられたが、上げを維持できなかった。

 独連邦債2年物利回りは2.5bp低下し1.249%。

 一方、独連邦債10年物利回りは約3bp上昇し3.169%。

 2・10年債の利回り格差は約5bp拡大し192bpとなった。

                           [東京 28日 ロイター]

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