1415GMT 1日
ユーロ/ドル
ドル/円
ユーロ/円
2日終値 前営業日終値
株 FT100 5327.39(+15.22) 5312.17
クセトラDAX 5781.68(+5.07) 5776.61
金 現物午後値決め 1212.50 1192.50
先物 現物利回り
3カ月物ユーロ(12月限) 99.250 (+0.000) 0.397(0.420)
独連邦債2年物 1.255(1.259)
独連邦債10年物(12月限) 123.38 (‐0.28) 3.170(3.156)
独連邦債30年物 3.947(3.909)
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<為替> ドルが上昇。11月の米ADP全米雇用統計で民間部門雇用者数が予想を超
えて減少したことから、安全資産としてのドルへの需要が高まっている。
円は全面安。日銀が前日の臨時金融政策決定会合で、新しい資金供給手段を導入し金融
緩和の一段の強化を図ることを決めたことや、円高を警戒した当局による介入の可能性を
めぐる見方を背景に、円のロングポジションを解消する動きが出ている。
<株式> ロンドン株式市場は続伸。銀行・エネルギー株が軟調となる一方、商品(コ
モディティ)相場の上昇を背景に鉱山株に買いが入った。
鉱山株はこの日も上値を伸ばした。金相場が最高値を更新し、銅価格も1年2カ月ぶり
高値をつけるなど金属価格が堅調となった。
ロンミン
イ」に引き上げた。ベダンタ・リソーシズ
クスが欧州の金属・鉱山セクター見直しの中で、同社の投資判断を「ニュートラル」から
「バイ」に引き上げた。
鉱山株では、ユーラシアン・ナチュラル・リソーシズ
0.3―2.5%値上がりした。
医薬品株も高い。アストラぜネカ
個別株ではボーダフォン
の見通しから、クレディ・スイスが目標株価を150ペンスから160ペンスに引き上げ
た。
銀行株は下落。クレディ・スイスが英銀行について慎重な見方を示したことも圧迫要因
となり、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)
ンチャート)銀行
RBSは、英政府から資産保護を受ける代わりにボーナスなどの従業員報酬に対する政
府関与を認めるよう求められているとし、今後従業員の雇用と確保に苦慮する可能性があ
ると警告した。
原油先物
ケアン・エナジー
ナショナル・グリッド
欧州株式市場は続伸。11月の米雇用統計の発表を4日に控えるなか、この日発表
された11月の米ADP民間雇用者数が前月よりも小幅な減少となったことを受けて市場
心理が上向いた。
FTSEユーロファースト300種指数<.FTEU3>は4.71ポイント(0.47%)高
の1015.77。
DJユーロSTOXX50種指数<.STOXX50E>は6.19ポイント(0.22%)高の
2877.94。
グローバル・エクイティーズ(パリ)のゼネラルマネジャー兼調査部問代表マーク・
トウアティ氏は「マイナスのサプライズは消化した。労働市場の回復には時間がかかるも
のの、少なくとも雇用喪失ペースは減速しつつあり、今回の相場の上昇は良好なマクロ経
済のファンダメンタルズに基づいている」と述べた。
11月のADP全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は16万9000人の減少。
減少幅は前月の19万5000人から縮小した。
鉱山株の上げが目立った。金などの金属価格が上昇した。リオ・ティント
2.6%、BHPビリトン
昇した。
ただ軟調な銀行株が圧迫し、相場の上昇は限られた。BNPパリバ
%、ドイツ銀行
LVMHモエヘネシールイヴィトン
なかでのより安全な避難先」と評し、投資判断を「セル」から「ホールド」に引き上げた。
RBSのアナリストは、LVMHは「ルイ・ヴィトン」や「ヘネシー」、「パルファン・
クリスチャン・ディオール」ブランドを通じた中国におけるプレゼンスの恩恵を受ける
とした。
<ユーロ圏債券> リスク選好度が後退したことを背景にギリシャ国債など利回りの高
い国債が終盤に勢いを失い、独連邦債が上昇した。
欧州で株価が高値から下落し、米株式市場は上げ幅を縮小した。これを受けて欧州債券
市場では安全資産への需要が高まり、ドバイの債務問題をめぐる懸念緩和で圧迫されてい
た独連邦債に買いが入った。
ギリシャ国債10年物は同独連邦債をアウトパフォームしていたが、ギリシャのパパコ
ンスタンティヌ財務相が中国への国債販売に関する計画はないと表明したことからスプレ
ッドが拡大に転じた。
ただ、最近ギリシャ国債がアウトパフォームしていたことを踏まえれば、一部利益確定
の売りが出ても驚きではないとの声がアナリストから聞かれた。
欧州中央銀行(ECB)理事会とトリシェECB総裁の記者会見を3日に控え、取引は
全般的に低調だった。
独連邦債先物12月限
下落したが、終値を11ティック上回った。123.25─123.61の比較的狭いレ
ンジでの値動きとなった。
独連邦債10年物
3.153%。
同2年物
2年・10年債の利回り格差は2bp拡大し192bpとなった。
ロイターのチャートによると、10年物のギリシャ国債
り格差は一時162bpまで縮小していたが、その後は前日の水準をやや上回る171b
pへ拡大した。
ECBは政策金利を据え置くとみられているが、一部の市場関係者は12月に実施され
る1年物資金供給オペについて、金利が上乗せされる可能性があるとの見方を示している。
KBCの金利ストラテジスト、ピエ・ラモン氏は「1年物オペが最後になることが決定
されるだけだと市場は考えている節がある。しかしわたしはECBが金利を上乗せすると
考えている。市場がこれを消化するのは難しいだろう」と述べた。
[東京 3日 ロイター]