トランプ大統領によって貿易協議の合意への期待が上がったので、金先物価格は月曜日のアジア時間の取引ではほとんど変わらなかった。
トランプ大統領は、3月1日に予定されている中国製品に対する米国の関税引き上げを遅らせることになるとツイートした。彼は、進行中の貿易協議における主要問題について「著しい進展」をしたことが延期につながったとし、このまま続ければ中国と最終合意にいたるだろうと付け加えた。
金先物と米ドルはどちらもほぼ横ばいで取引されていたので、ニュースは金先物と米ドルにほとんど影響を及ぼさなかったようだ。
ニューヨーク商品取引所の 金先物は、日本時間午後2時48分時点で1オンスあたり 1,332.25ドルと0.04%の下落となっている。
一方、ドルインデックスは、96.345とほとんど変化がない。
木曜日に米国の第4四半期国内総生産が発表される予定だ。第3四半期の3.4%からは低下して、2.4%になると予想されている。発表は35日間の政府の一部閉鎖により延期されていた。
火曜日と水曜日(日本時間では水・木曜深夜0時頃)のパウエルFRB議長による経済見通しと金融政策に関する議会証言もまた注目を集めるだろう。
金価格は先週発表の1月FOMC議事要旨が予想よりハト派でなかったことにより下押し圧力にさらされていた。