■NY株式:NYダウ14ドル高、世界経済減速への懸念で投資家心理が悪化米国株式相場はまちまち。
ダウ平均は14.51ドル高の25516.83、ナスダックは5.13ポイント安の7637.54で取引を終了した。
朝方は買いが先行したものの、世界経済減速への懸念が根強くアジア・欧州株がほぼ全面安となり、米国株も終日もみ合う展開となった。
ロバート・ムラ—特別検察官が2016年の大統領選へのロシア政府の関与について証拠不十分として一連の捜査を終了したものの、株式相場への影響は限定的だった。
セクター別では、耐久消費財・アパレルや小売が上昇する一方で半導体・半導体製造装置やテクノロジー・ハード・機器が下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は、ニュース配信の「Apple News+」や動画配信の「Apple TV+」、ゲーム配信の「Apple Arcade」の3つの定額配信サービスを発表したものの下落。
電気自動車のテスラ(TSLA)は、一部アナリストによる目標株価引き下げを受け軟調推移。
製薬のアラガン(AGN)は、会長職を社外からの人選とするアクティビスト(物言う株主)のアパルーサ・マネジメントの案に反対し売られた。
一方で、メディア大手のバイアコム(VIAB)は、通信大手AT&T(T)への番組配信の継続を決定し上昇した。
シカゴ連銀総裁は、19年の経済見通しやインフレ期待が予想よりも下振れた場合は、金融緩和の必要性が生じるとの見解を示した。
Horiko Capital Management LLC■NY為替:ドル上げ渋り、一部で利下げ観測浮上25日のニューヨーク外為市場でドル・円は、110円17銭から109円75銭まで下落し、110円02銭で引けた。
米国の2月シカゴ連銀全米活動指数は3カ月連続でマイナス、3月ダラス連銀製造業活動指数も予想を下回った。
一部長短金利の逆転を受けた景気後退への懸念は存続しており、米利下げ観測浮上に伴うドル売りやリスク回避の円買いが観測された。
ユーロ・ドルは、1.1331ドルまで上昇後、1.1309ドルまで反落し、1.1311ドルで引けた。
ユーロ・円は、124円76銭から124円24銭まで下落した。
ポンド・ドルは、1.3246ドルから1.3165ドルまで下落した。
英国の欧州連合(EU)離脱への不透明感やメイ首相に対する辞任要求圧力が強まり、政局不安がポンド売り材料となった。
ドル・スイスは、0.9938フランから0.9910フランまで下落した。
■NY原油:伸び悩みで58.82ドル、ポジション調整的な買いが入るNY原油先物5月限は伸び悩み(NYMEX原油5月限終値:58.82 ↓0.22)。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物5月限は前日比-0.22ドルの58.82ドルで通常取引を終えた。
時間外取引を含めた取引レンジは58.17ドル−59.35ドル。
一時58ドル台前半まで下げたが、ポジション調整に絡んだ買いが入ったようだ。
国内の原油在庫は先週に続いて減少するとの思惑で原油先物の下げ幅は縮小した。
■主要米国企業の終値銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)バンクオブアメリカ(BAC) 26.84ドル -0.17ドル(-0.63%)モルガン・スタンレー(MS) 41.25ドル -0.47ドル(-1.13%)ゴールドマン・サックス(GS)188.51ドル -0.45ドル(-0.24%)インテル(INTC) 52.78ドル -0.48ドル(-0.90%)アップル(AAPL) 188.74ドル -2.31ドル(-1.21%)アルファベット(GOOG) 1193.00ドル -12.50ドル(-1.04%)フェイスブック(FB) 166.29ドル +1.95ドル(+1.19%)キャタピラー(CAT) 131.38ドル +1.61ドル(+1.24%)アルコア(AA) 28.02ドル -0.10ドル(-0.36%)ウォルマート(WMT) 98.17ドル -0.11ドル(-0.11%)スプリント(S) 6.29ドル +0.04ドル(+0.64%)