3日の原油価格は上昇し、年初来最高値へ向かっている。一方で、ロシアは3月では目標減産量を下回っていたという報道があった。ロシアのノヴァクエネルギー相は以前、3月には減産目標に達する予定であると述べていた。
WTI原油 は0.4%高で62.85ドル、 ブレント原油は0.6%高で69.77ドルとなっている。
2日ではWTI原油は200日移動平均線を上抜けし、今後の値動きに注目が集まっている。
2019年始まって以来、WTI原油価格は37%回復している。1-3月のWTI原油の上昇は、2009年の第2四半期以来で最大の上昇幅であった。
トレーダーは、今日の米国エネルギー情報局(EIA)の原油在庫の発表に注目しているだろう。EIAの3月22日までの一週間の原油在庫は、予想に反して280万バレルの上昇となっていた。
またロイターによると、ベネズエラ国営石油会社(PDVSA)は、3月の輸出量は日量100万バレルであったと公表した。
1月にトランプ米大統領は、ニコラス・マドゥロ政権の資金源を断つ目的で、PDVSAに対する経済制裁を課していた。
また、先週にトランプ氏はベネズエラ産原油を輸入している国に対して制裁を課すことを検討していることを述べている。