中国からの原油需要が増加するサインや米原油在庫量の予想外の減少を受け、17日の原油価格は上昇している。
日本時間午後5時16分時点で、WTI原油先物価格は0.78%高の64.55、ブレント原油は0.64%高の72.18ドルとなっている。
国家統計局は17日、3月の中国製油所生産量は前年比3.2%増の5304万トンとなったことを発表した。
一方、アメリカ石油協会(API)は昨夜、4月12日まで週の米原油在庫量は310万バレル減と発表し、予想されていた170万バレル増を大きく下回った。
6月、OPECプラスは協調減産の延長について決定を下す予定である。ロシアは現在の協調減産の延長に対して消極的であると見られている。
イタルタス通信によると、アントン・シルアノフ財務省はロシアとOPECプラスが原油市場における米国のシェアを奪うために増産を決定する可能性があると述べた。
また、エネルギー情報局(EIA)の米原油在庫量は本日の発表が予定されている。