[東京 30日 ロイター] - アジア時間の原油先物は下落。米在庫統計で、原油受け渡し拠点のオクラホマ州クッシングの在庫が増加したことを受け、米WTI先物 (CLc1)は3日続落している。
0118GMT(日本時間午前10時18分)時点で、米WTI先物は0.18ドル(約0.3%)安の1バレル=55.36ドル。前日は0.5%下落していた。
北海ブレント先物 (LCOc1)は0.15ドル(0.2%)安の61.44ドル。前日は0.02ドル高。
米石油協会(API)が29日公表した10月25日までの1週間の国内原油在庫は、全体では49万4000バレル増の予想に反し、70万8000バレル減少したものの、クッシングの在庫は120万バレル増加した。
アクシトレーダーのアジア太平洋市場ストラテジスト、スティーブン・イネス氏は「過去48時間の値動きは、供給過剰が懸念される中、需要低迷を巡る懸念がすぐに再燃することを示している」と指摘した。