[東京 13日 ロイター] - 菅義偉官房長官は13日午前の会見で、安倍晋三首相が毎年4月に開く「桜を見る会」で招待客の選定が不透明だと野党が批判していることについて、内閣の公的行事であるとした上で「見直すべき点があれば見直す」と述べ、招待客の選定基準などを明確にする方向で検討する考えを示した。
同長官は「各省庁からの意見を踏まえて各界の功労者を含めて、幅広く招待しているのは事実」だと述べた。
首相事務所が支援者に招待状を送っていたとの報道については、「首相が国会で答えた通りだと思っている。個々の招待客については個人情報に当たることなので回答は差し控えている」と述べた。その上で招待客については「内閣官房において最終的にとりまとめている」とした。
安倍首相は、自身の事務所からの招待客について国会答弁で「知らない」と回答している。
(中川泉)