[シンガポール 30日 ロイター] - 原油先物相場は小動きで、約3カ月ぶり高値付近で推移。予想を上回る米原油在庫や米中貿易問題進展への期待が下支え材料となっている。市場関係者の関心は中東地域に集まっている。
米国がイラクとシリアでイランの支援を受ける武装組織を空爆したとの報道には、ほとんで反応していない。
0210GMT(日本時間午前11時10分)時点で、米WTI (CLc1)は0.01ドル高の1バレル=61.73ドル。年初来では約36%上昇している。
ブレント (LCOc1)は0.12ドル高の68.28ドル。年初来の上昇率は約27%。
米エネルギー情報局(EIA)が27日発表した週間石油統計(20日まで)によると、米原油在庫は約550万バレル減でアナリスト予想の170万バレルを超える減少だった。
中東では28日、政府に対する抗議活動でイラク南部ナシリヤの油田が操業停止となった。