[31日 ロイター] - エネルギーサービス会社ベーカー・ヒューズが発表した7月31日までの週の米国内石油・天然ガス掘削リグ稼働数は、1940年の統計開始以来の最低水準だった。7月月間では5カ月連続の減少となったが、減少幅は縮小した。
7月31日までの週の米リグ稼働数は前週から変わらずの251基。前週まで12週連続で過去最低を更新していた。
7月月間では14基減少。5カ月連続の減少となったが、減少数は新型コロナウイルス危機の打撃を受ける前の2月以降で最も少なかった。
7月31日までの週は、石油リグの稼働数が1基減の180基、天然ガスリグ稼働数は1基増の69基だった。
31日に発表した第2・四半期決算が赤字だったエクソンモービルは今年の設備投資計画を30%削減して約230億ドルとした。来年は190億を下回り、少なくとも2005年以降で最低となる見通しだ。
コロナ危機による需要の減少で、原油価格は依然として年初の水準から約35%下落しているが、米原油先物は過去3カ月で112%上昇し、31日時点で1バレル=40ドル前後となっている。
アナリストは、原油価格の上昇を背景に年内にリグ稼働数が増加に転じる可能性があるとみている。
エネルギーデータサービスのエンベラスによると、稼働リグ数はここ1カ月で2.5%増加した。 OLJPTOPNEWS Reuters Japan Online Report Top News 20200802T010905+0000