[シンガポール 30日 ロイター] - アジア時間30日の原油先物は、1%超下落した。月間では2カ月連続で下落する見込み。欧州と米国での新型コロナウイルス感染再拡大で燃料消費が減るとの懸念が強まっている。
北海ブレント原油先物 (LCOc1)は3営業日連続で下落しており、0720GMT(日本時間午後4時20分)時点では0.60ドル(1.6%)安の1バレル=37.05ドル。前日には5カ月ぶり安値を付けた。12月限は30日が期限。
米WTI原油先物 (CLc1)は0.53ドル(1.5%)安の1バレル=35.64ドル。前日は6月以来の安値を付けていた。
きょうの原油価格は横ばい圏から2%超安と、大きく振れた。シンガポールに拠点を置く原油トレーダーは、欧州の再封鎖や来週の米選挙を巡って「市場は神経質になっている」と話した。
OCBCのエコノミスト、ハウイー・リー氏は「売り圧力が再び高まっている」と指摘した。
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