[ロンドン 23日 ロイター] - BofAが23日に公表した週間調査によると、21日の週までに債券ファンドに84億ドルが流入し、5カ月弱ぶりの大幅なプラスとなった。リフレ政策の効果を期待する方向へ投資するリフレトレードを巻き戻す動きが世界的に広がった。
BofAはEPFRのデータを引用。債券ファンドへの資金流入のうち、26億ドルが米国債ファンドへ流れ込んだ。
調査期間中の19日は、新型コロナウイルス感染が世界で再拡大し、経済正常化への懸念が高まり、債券相場が力強く値を上げた。
米国株式ファンドからは26億ドルが流出し、6週間ぶりの大幅なマイナスだった。欧州株と金のファンドからそれぞれ7億ドル、10億ドルが流出し、3月以来の大幅な減少となった。
BofAは、世界の株式ファンドに33億ドルが流入したと試算。そのうち16億ドルがテクノロジー株に、15億ドルがヘルスケア株に流入し、新型コロナが材料視されていることを示した。