[メルボルン 20日 ロイター] - 原油先物価格は3カ月ぶり安値から反発している。ただ、週間ベースでは約6%安となる見通し。ワクチン接種率の低い国ではデルタ株の感染拡大で新たなロックダウン(都市封鎖)が導入され、燃料需要見通しに影響を及ぼしている。
0115GMT(日本時間午前10時15分)時点で米WTI先物9月限は0.35ドル(0.5%)高の1バレル=64.04ドル。19日は2.7%下落した。9月限は20日が決済日。
より活発に取引されている10月限は0.33ドル(0.5%)高の63.83ドル。
ブレント先物は0.27ドル(0.4%)高の1バレル=66.72ドル。19日は2.6%下げ、5月以来の安値で引けた。
オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)はリポートで「ワクチン接種率が比較的低水準にとどまる中、アジア全域で状況は悪化し(人やモノの)移動が既に減少している」とし「こうした状況はアジア地域の下期の原油需要の減少につながる」と指摘した。