[リヤド 23日 ロイター] - サウジアラビア外務省は23日、タイのプラユット首相がムハンマド・ビン・サルマン皇太子の招請により、25日から2日間の日程でサウジを訪問するとの声明を発表した。両国にとって約30年ぶりのハイレベル協議となる。
サウジは、1989年にタイ人の王室従業員が約2000万ドル相当の宝石を盗んだ「ブルーダイヤモンド事件」以来、タイとの外交関係を格下げしている。希少なブルーダイヤを含む宝石の所在はいまだに分かっていない。
サウジ外務省は「協議の結果、両国共通の利益に対する見解が近づいたため、今回の訪問が実現する」と説明。訪問はそうした課題に関する調整が目的としたが、詳細には触れなかった。