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イラン核合意再建協議、妥結には米国人4人の解放必要=米特使

発行済 2022-01-24 12:51
更新済 2022-01-24 12:55
© Reuters.  1月23日、米国のマレー・イラン担当特使は、ロイターとのインタビューで、イランが拘束している米国人4人を解放しない限り、イラン核合意の再建協議が妥結する可能性は低いとの

[ウィーン 24日 ロイター] - 米国のマレー・イラン担当特使は23日、ロイターとのインタビューで、イランが拘束している米国人4人を解放しない限り、イラン核合意の再建協議が妥結する可能性は低いとの見方を示した。

同氏は、米国人拘束問題は核合意再建を巡る交渉と切り離して対応するとの米国の立場を繰り返した上で、米国人の釈放が核合意復帰の前提条件になると指摘。

「これらは別々の問題で、われわれはどちらも取り組みを進めている。4人の罪のない米国人がイランで拘束されているのに、核合意に復帰するというのは想像し難い」と語った。

© Reuters.  1月23日、米国のマレー・イラン担当特使は、ロイターとのインタビューで、イランが拘束している米国人4人を解放しない限り、イラン核合意の再建協議が妥結する可能性は低いとの見方を示した。ウィーンで2015年7月撮影(2022年 ロイター/Carlos Barria)

米国とイランはウィーンで核合意再建に向けた間接協議を行っている。マレー氏は、この協議と並行して、拘束されている米国人の解放についても間接的に交渉していると説明した。

イラン革命防衛隊は過去数年間に数十人の二重国籍者および外国人を主にスパイや安全保障関連の容疑で拘束してきた。西側諸国は政治囚だと位置づけ、長年解放を求めてきた。人権擁護団体もイランは外交で優位性を得ようとしていると批判している。

拘束されている米国人は実業家や環境活動家などで、イランと米国の二重国籍者が含まれる。

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