[ロンドン 15日 ロイター] - 米バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズの月次ファンドマネジャー調査によると、投資家のテクノロジー株のポジションは、2006年8月以来、15年超ぶりのアンダーウエートの大きさとなった。
2022年の世界市場の最大のリスクは中央銀行の引き締めで、ロシアとウクライナの緊張関係は5番目の「テールリスク」となっている。
現金への配分額は5.3%に急増し、20年5月以来の大きさとなった。
中銀のタカ派的な姿勢とインフレ、資産バブルという市場の3大懸念事項があるにもかかわらず、22年の株式市場について弱気な見通しを示している投資家は30%にとどまる。
イールドカーブの平たん化を予想する投資家は41%と、05年2月以来の高水準。テクノロジー株のロング(買い)は引き続き最も活発となっている。
調査は、1兆ドルを超える資産を運用する363の機関投資家を対象に2月4―10日に実施した。