[ストラスブール/ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は15日、ロシアからのガス供給が一部途絶えたとしてもEUは対処可能だとの見方を示した。
委員長は記者団に「ガスプロムによるガス供給が部分的に中断したり減少したりしても、われわれは比較的安全な状態にある」との見方を示した。
欧州は天然ガスの約40%をロシアからの供給に依存している。
EUは、ガス・液化天然ガス(LNG)の供給拡大について、米国、カタール、エジプト、アゼルバイジャン、ナイジェリア、および韓国と協議したと明らかにした。
また、ここ数年のインフラ整備により、欧州内でガスや電力を分配する能力が高まっていると説明した。ただ、ロシアからの供給が完全に停止した場合にはさらなる対策が必要との認識を示した。