[ミュンヘン 20日 ロイター] - ハリス米副大統領は、ロシアとウクライナとの緊張が、米国内のエネルギー価格に波及する可能性があるとの認識を示し、米政府は影響を抑えるために取り組んでいると明らかにした。
安全保障会議出席のため訪れたミュンヘンで、米政府はコスト上昇の可能性に備え、「具体的かつ適切な措置」を講じていると述べた。
また、ロシアのプーチン大統領がウクライナ侵攻を決断したとのバイデン大統領の説明を繰り返した。ロシアは侵攻の計画はないとしている。
ハリス氏は、米政府が数日内に、これまで約束したウクライナへの支援を見直すことになると説明した。
ウクライナのゼレンスキー大統領が前日に、対ロシア制裁をウクライナ侵攻開始後に発動する意義に疑問を呈したことについては、米国と同盟国が概要を示した制裁は、プーチン氏を抑止する効果を発揮するとの見方を示した。