[18日 ロイター] - 米俳優ブラッド・ピットさん(58)は17日、元妻アンジェリーナ・ジョリーさん(46)が共同購入した仏ワイナリーの株式を無断で売却したとして、ロサンゼルスの州裁判所にジョリーさんを相手に損害賠償などを求める訴えを起こした。このワイナリーは2人が2014年に結婚式を挙げた場所でもある。
ピットさん側によると、2人は共同購入したワイナリー「シャトー・ミラバル」を相手の同意なしに売却しないと合意していたが、ジョリーさんが妹に保有株を売却し、合意に違反したという。
同ワイナリーは仏南東部マルセイユとニースの間にあるコレン村に位置する。
ピットさんは訴状で、ミラバルを世界で最も評価が高いロゼワインメーカーにするために「資金と労力と注いだ」と主張。ジョリーさんがそこから「棚ぼたの利益」を求め、「不当な損害」を与えていると非難した。
ジョリーさんは昨年1月、個人的な抵抗感で酒造ビジネスを所有できなくなり、ミラバル株の売却を決めたとピットさんに通知。ただ、株式売却を巡る話し合いは5カ月後に決裂したという。