[ソウル 22日 ロイター] - 韓国公正取引委員会は22日、国内航空最大手の大韓航空によるアシアナ航空の買収を条件付きで承認した。
計画は2020年に発表され、大韓航空は1兆8000億ウォン(16億ドル)を投じてアシアナ航空株の筆頭株主になると表明した。
重複する国際線65路線と国内線22路線のうち、大韓航空は新規参入企業が求めた場合、今後10年で国際線26路線と国内線14路線の発着枠と運輸権を移すことが承認の条件とされた。
さらに、新規参入企業による要請があるまで、大韓航空は料金の値上げの制限やサービスの質の維持などが求められる。
新会社の市場シェアが60%以上となり競争がほとんどあるいは全くない路線については、運賃引き上げの懸念があった。
大韓航空はロイターに、公取委の決定を尊重し他の規制当局からの承認獲得に向けて努力する考えを明らかにした。