[28日 ロイター] - 米国時間の原油先物は、西側諸国の対ロシア制裁を受け、大きく上昇した。
米国、英国、欧州、カナダは26日、ウクライナへの侵攻を続けるロシアへの新たな制裁措置の一環として、ロシアの一部銀行を国際銀行間の送金・決済システムのSWIFT(国際銀行間通信協会)から排除することで合意。こうした制裁措置でロシアの原油輸出が阻害されるとの懸念から、原油先物が上昇した。
清算値は、北海ブレント先物が3.06ドル(3.1%)高の1バレル=100.99ドル。 一時105.07ドルまで上昇した。米WTI先物は4.13ドル(4.5%)高の95.72ドル。一時99.10ドルまで上昇した。
リッターズブッシュ・アンド・アソシエーツのプレジデント、ジム・リッターズブッシュ氏は「ロシアによるウクライナ侵攻を受け、世界的な原油市場が一段と逼迫する恐れがある」としている。