[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツのリントナー財務相は6日、公共放送ARDで、政府が2026年までに国内産業の転換に2000億ユーロ(2200億ドル)を投資することを決めたと述べた。気候変動対策、水素技術、電気自動車(EV)用充電網などの分野に充てる。
ドイツがロシア産天然ガスへの依存削減努力を強化する中での措置。リントナー氏は「経済、社会、国の転換」に充てる資金だと説明した。
ハベック経済相はロイターに対し、「わが国のエネルギー主権に投資する必要性は、かつてないほどの緊急性を帯びている。連立政権のメンバーであるわれわれが同じ方向に向かっていることは喜ばしい。現在われわれは(エネルギーの)独立性と気候中立(温室効果ガスの排出量を差し引きゼロにすること)をさらに推進するための努力を尽くさなければならない」と述べた。