[東京 8日 ロイター] - 萩生田光一経済産業相は8日の閣議後会見で、米国がロシア産石油を禁輸する方向にあることに関連し「エネルギーの安定供給と安全保障は最大限守るべき国益のひとつ」とした上で「G7とも歩調を合わせ適切に対応したい」と述べた。
また、半導体の製造などに使われるパラジウムやネオンなどロシア産のレアメタル(希少資源)は、一定の在庫があるほか、ロシアから輸入する物資は他国からも調達可能なことから「現時点で主要企業から製品製造に特段の影響があるとは聞いていない」とした。
ロシア軍によるザポロジエ原子力発電所への攻撃については「決して許されない暴挙であり、最も強い言葉で非難したい」と述べた。その上で、日本での原発の安全保障については「高いレベルでしっかりと対応したい」と語った。