[アンカレジ(米アラスカ州) 8日 ロイター] - 米アラスカ州ノース・スロープのコノコフィリップスの油田で天然ガスが漏れ出し、作業員が避難した。地元メディアが8日に報じた。地元当局者によると、ガス漏れはまだ続いている。
ガス漏れは4日、ノース・スロープで最大級のアルパイン油田の掘削現場で見つかった。コノコが8日遅くに確認した。必要不可欠な社員を残し、掘削現場などの作業員らを退避させたという。
油田から約7マイル南の村の村長は、8日時点でガスはまだ漏れていると述べた。住民約450人に影響が及ぶか現時点で不明と語った。
コノコは、ツンドラ地帯や野生生物に関する環境被害の報告はないとした。ガス漏れの現場で大気質のモニタリングを行っているという。
州の規制当局「アラスカ石油ガス保全委員会」は、ガス漏れの状況とコノコの対応を監視していると表明。ジェレミー・プライス委員長は声明で、これまでの調査に基づき、公共の安全に対するいかなる脅威も把握していないと述べた。