[東京 9日 ロイター] - 経済産業省は9日、ガソリンなどの価格上昇を抑制するために行っている元売り各社への補助金について、10日から16日は1リットル当たり17.7円を支給すると発表した。
この激変緩和措置制度は1月27日から実施している。原油価格の上昇を受けて上限である5円の支給が続いていたが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて原油価格は高騰。4日に制度の拡充を決定し、上限を25円とした。
7日時点のレギュラーガソリン全国平均小売価格は前週調査と比べて1.8円高い1リットル当たり174.6円だった。9週連続で上昇している。在庫などがあるため、2―3週間かけて172円程度へ店頭価格を抑制することを狙っている。