[北京 22日 ロイター] - 中国国家発展改革委員会は22日、再生可能エネルギーと天然ガスの生産を増やす一方、原油生産を据え置く方針を示した。
エネルギー安全保障のバランスを取り、気候変動目標を達成することが狙い。
同委員会は「エネルギー構造の調整を加速し、エネルギー供給の安全保障と低炭素移行を同時に推進する」との声明を発表した。
年間の原油生産は2億トンで据え置く。年間の天然ガス生産は2025年までに2300億立方メートル以上に増やす。
総エネルギー消費に占める非化石燃料の比率を25年までに約20%とする。20年は16%だった。鉄鋼、化学、セメントなど重工業の石炭利用は厳しく管理する。
約30ギガワットの石炭火力発電能力を21─25年に段階的に削減する。水力発電能力は25年までに380ギガワット、原子力発電能力は70ギガワット設置する方針だ。