[ワシントン 23日 ロイター] - レモンド米商務長官は23日、韓国からの鉄鋼輸入に対する数量割当について、トランプ前政権と韓国政府の間で成立した合意事項を再交渉する計画はないと述べた。
ロイターとのインタビューで明らかにした。
米英両政府は22日、米国が英国から輸入する鉄鋼とアルミに課してきた追加関税の一部を免除することで合意したと表明。欧州連合(EU)と日本から輸入する鉄鋼とアルミについても、追加関税の一部免除が決まっている。
これを受け、韓国政府は米政府との協議を求めていたが、トランプ前政権は2018年、追加関税を導入した直後に、米韓自由貿易協定改定の一環で、韓国に最大で年間268万トンの無関税枠を設けることで合意していた。
同長官は米韓は良好な関係にあるとし、ウクライナ侵攻を受けた対ロシア輸出制限に韓国が参加したことを評価した。